熱血！？一日先生

毎年恒例、幼稚園の一日先生の季節がやってきました！
この時期に保護者の皆さんが、都合のいい日に自分の子供のクラスに行って、先生のお手伝いをするというもの。
大体お母さんが来ることが多いのですが、我が家は毎年お父さんが担当。
だって、面白いんだもん（笑）

いつもは幼稚園の玄関でお見送りをして帰るが、今日は陽次と一緒に教室へ。
「あっ、陽次くんのお父さんだー！」
週に一度はお迎えに来ているから私の顔を覚えてくれている子も多い。
「今日は一日先生だからよろしくね～」

今日は天気がいいので、着替えが終わった子から園庭へ。
「陽次、いつも何して遊んでるの？」
「砂遊び！」
う～ん、太郎の時はおにごっこが定番だったんだけどなぁ。。。

園庭では年少から年長まで、いろんなクラスの子がそれぞれいろんな遊びを楽しんでいるが、陽次のクラスの大半は何故か砂遊び。
ブームなのかな？
「お団子出来たよ～」
「これ、カレーパン」
お皿の上に泥で作った食べ物を並べていく。
砂遊びと言うよりおままごとかな（笑）

「こっちに来て！」
陽次に連れられて別の場所へ。
「ここでお山作ろう！」
よーし、一丁大きいのを作ってやるか。

と、ここで事件は起きた！
「あーっ、さっき作ったお団子がグチャグチャになってる！！」
女の子が叫んだ次の瞬間、オモチャのスコップとツルハシを持った二人組の男の子が陽次とお父さんが作っている山をグチャグチャニしてしまった！
ニヤニヤ笑いながら去っていく二人組。。。
あまりの一瞬の出来事にあっけにとられていると
「いーよいーよ、また作ろう！」

そう陽次に言われて山を作り始めると、再び二人組が襲い掛かる！！
しかも、今度はお父さんの背中に砂をかけてきた！？
ここで堪忍袋の緒が切れて、砂をかけてきた子のスコップを取り上げる。
「やめてくれる？」
そう言ってスコップを返すと、また山を壊そうとしたので再度取り上げる。
「やめてくれないかな？もうやらないって約束出来ないんだったら、これ返さないよ」
「約束する」
そう言うと、その子はどこかに行ってしまった。

しかし、話はこれで終わらない。
今度はさっきの二人組が何も持たずに山の右と左から近づいてきた。
「何しに来たの？」
「見てるだけ～」
ニヤニヤ笑う二人。
隙を見て足で山を壊すのは目に見えている（汗）
やむを得ん！
「この山壊したらブッ飛ばすよ。俺、先生じゃないから本当にやるからね」
さすがに今度は黙って去っていきました。

ちなみに私は一度も子供たちに手を上げたことはない。
それは、自分が子供の時に祖母が厳しくてよく叩かれたが、なぜ叩かれたのかわからなかったからだ。
善悪の判断が不十分なこの時期に叩いて言う事を聞かせても、それは叩かれるのが嫌だからやらないだけで、叩く人がいなければまた同じことをやってしまう。
（自分がそうでした・・・）
しかし今の場合、自分の子供が嫌がっているのを黙って見過ごすわけにはいかない。
あの子たちにはちょっときついことを言ってしまったけど、それは仕方がないことだ。
（と、自分の言動を肯定してみる）

「陽次、いたずらっ子はもう来ないから大丈夫だよ！」
「子供にブッ飛ばすなんて言ったらかわいそうじゃん」
・・・やっぱりそう思う？（汗）

気を取り直して今度は教室へ！
今日は制作の日で、七五三に向けて千歳飴を入れる袋を作ります。
一日先生の仕事は、うまく出来ない子やわからない子のお手伝い。
年中になるとほとんどの子が先生の言う通りに作れるが、この時期は４、５月生まれの子と２、３月生まれの子の差が結構出てしまう。
そう言えば陽次は２月生まれだったっけ？
「陽次、ちゃんと作れてる？」
「ん？どうやっていいかわかんない」
・・・出来てないじゃん（汗）
結局、半分ぐらいは陽次の面倒を見ていました（苦笑）

そして、お待ちかねの給食ターイム！
毎週金曜日はお弁当持参の日で、お父さんは子供たちを驚かすために、ご飯茶碗二杯分の特大おにぎりを持ってきた。
ジャジャ～ン！
「見て見て！陽次くんのお父さんのおにぎり、あんなに大きいよ」
担任の先生の言葉に振り向く子供たち。
しかし、リアクションはイマイチ・・・
よし、それならば！
ジャジャ～ン、５００ｍｌの牛乳！
「あっ、セブンイレブンで買ってきたの？」
いや、突っ込むところはそこじゃなくて（汗）
３年前、太郎が年少の時のクラスでは、特大おにぎりにも牛乳パックにも「大きい！！」って驚いてくれたんだけどなぁ。。。

最後は紙芝居を読んで、一日先生のお仕事終了～。
今日は朝からいろんなことがあり過ぎて疲れたよ。
陽次は成長してるんだかしていないんだか、よくわからなかったけどね（笑）