優雅な休日(後編)のお話の前に紹介したい方がいます。
「皇居のレジェンド」こと、ミスターM。
今年で86歳というミスターMですが、毎日のように皇居(一周5km)を二周走られており、月間走行距離はなんと250km!?
雨の日が続くと、帳尻を合わせるために三周走る日もあるのだとか。
しかも、自宅から片道4kmを自転車で往復しているというから相当な運動量です。
(自転車だけでも十分凄いと思いますが・・・)
で、なぜこの方とお知り合いになったのかと言うと、話は一年ほど前に遡ります。
私も毎日会社の昼休みに皇居を走っていたのですが、誰かと挨拶や会話をすることもなく、ただ黙々とその日決めたメニューをこなしていただけでした。
しかし、ミスターMは私が抜き去るたびに「いつも速いですね~」と声をかけてくれていたそうです。
時々声が聞こえる日もありましたが、自分としては特に速いスピードで走っていた訳ではなかったので、その時はまさか自分に声をかけてくれていたとは思いませんでした。
しかし、初めて裸足でフルマラソンを走った翌日、かなりゆっくりのペースで走っていると「あれ?今日は遅いですね」と声をかけられ、初めて自分に声をかけてくれていたのだと気づきました。
一緒に走りながら簡単な自己紹介をし、その後は抜き去るたびに「こんにちは!」と大きな声で挨拶をするようになりました。
そんなある日、いつものように挨拶をして抜き去ろうとした時、ミスターMに呼び止められ、毎年5月に山中湖で開催されるマラソン大会に、来年一緒に走りませんかとお誘いをいただきました。
ホテルの手配などはミスターMがしてくれるとの事ですが、家族を残して自分のために、しかも泊りがけでマラソン大会に参加するなんて絶対に無理だと思い、理由を説明して一度はお断りしました。
「だったら皆さんでいらしたらどうですか?お子さんたちも喜ぶと思いますよ」
部屋は家族5人が泊まれる部屋を用意してくれるというので、家に帰ってお母さんに相談。
家族全員「行きたい!」と言ってくれ、ミスターMにその旨を報告。
そして、待ちに待った今日と言う日を迎えたのでした。
しかし、ミスターMとお話ししていて前々から只者ではないと思っていましたが、自分の所得では一生泊まれないような部屋を用意していただいた経済力だけではなく、同じ走友会のランニング仲間14人のために、旅行日程から車や部屋の割り振りまで全て自分で決め、各人にメールで案内し、ホテルで過ごした二日間も、じっと座っていることなくテキパキと皆さんのために動いておられる姿にとても感銘を受けました。
体が丈夫なだけではなく、頭の回転も速い。
100歳まで健康に生きることを目標にしている私にとって、ミスターMと過ごした二日間はとても勉強になりました。
さて、肝心のレースの結果です。
ハーフマラソンに参加するのは実に4年ぶりですが、今回は(と言うか今回も?)裸足で走りました。
家族が5km地点に応援に駆けつけてくれたそうですが、到着したのが私が走り去った後・・・
陽次は知らないランナーとハイタッチしてるし(汗)
しかし、「ランフォト」というサービスがあり、ゴールシーンが写っていました。
ラストスパート!
両手を広げて
ゴーーーーーール!!!って、被ってるしー(汗)
タイムは1時間27分38秒。
シューズを履いた自己ベストからは10分近く遅いタイムですが、サブスリーペース(フルマラソンで3時間を切るペース)で走り、後半スピードを上げられたのは収穫。
「裸足サブスリー」がいよいよ現実味を帯びてきました。
ちなみにゴールで思いっきり被った遅そうな彼は、ハーフではなく一周(13km)の選手ですからね~。
とにかく、ミスターMのおかげで非日常の楽しい二日間を過ごすことが出来ました。
子供たちには「最初で最後だからね」と言い聞かせてきましたが、ミスターMから「来年も部屋を押さえておきますから、是非いらしてください」と、ありがたいお言葉をいただきました(嬉)
太郎は「大人になったらこのホテルのオーナー権を買えるように頑張る!」と力強く宣言。
そう思ってもらえただけでも連れてきた甲斐があったよ。
今回の宿泊代はもちろん自分たちで払いましたが、伊○園ホテルに毛が生えたような、かなり割安なお値段でした。
しかも、プールや露天風呂といった有料施設やラウンジでの飲み物(何杯飲んでもOK!)は、いただいたオーナー券で全て無料で利用出来ました。
ミスターM、本当にありがとうございました!
このイベントに毎年誘っていただけるように、我々も社会に必要とされる人間を目指して頑張りましょう!
おしまい
「皇居のレジェンド」こと、ミスターM。
今年で86歳というミスターMですが、毎日のように皇居(一周5km)を二周走られており、月間走行距離はなんと250km!?
雨の日が続くと、帳尻を合わせるために三周走る日もあるのだとか。
しかも、自宅から片道4kmを自転車で往復しているというから相当な運動量です。
(自転車だけでも十分凄いと思いますが・・・)
で、なぜこの方とお知り合いになったのかと言うと、話は一年ほど前に遡ります。
私も毎日会社の昼休みに皇居を走っていたのですが、誰かと挨拶や会話をすることもなく、ただ黙々とその日決めたメニューをこなしていただけでした。
しかし、ミスターMは私が抜き去るたびに「いつも速いですね~」と声をかけてくれていたそうです。
時々声が聞こえる日もありましたが、自分としては特に速いスピードで走っていた訳ではなかったので、その時はまさか自分に声をかけてくれていたとは思いませんでした。
しかし、初めて裸足でフルマラソンを走った翌日、かなりゆっくりのペースで走っていると「あれ?今日は遅いですね」と声をかけられ、初めて自分に声をかけてくれていたのだと気づきました。
一緒に走りながら簡単な自己紹介をし、その後は抜き去るたびに「こんにちは!」と大きな声で挨拶をするようになりました。
そんなある日、いつものように挨拶をして抜き去ろうとした時、ミスターMに呼び止められ、毎年5月に山中湖で開催されるマラソン大会に、来年一緒に走りませんかとお誘いをいただきました。
ホテルの手配などはミスターMがしてくれるとの事ですが、家族を残して自分のために、しかも泊りがけでマラソン大会に参加するなんて絶対に無理だと思い、理由を説明して一度はお断りしました。
「だったら皆さんでいらしたらどうですか?お子さんたちも喜ぶと思いますよ」
部屋は家族5人が泊まれる部屋を用意してくれるというので、家に帰ってお母さんに相談。
家族全員「行きたい!」と言ってくれ、ミスターMにその旨を報告。
そして、待ちに待った今日と言う日を迎えたのでした。
しかし、ミスターMとお話ししていて前々から只者ではないと思っていましたが、自分の所得では一生泊まれないような部屋を用意していただいた経済力だけではなく、同じ走友会のランニング仲間14人のために、旅行日程から車や部屋の割り振りまで全て自分で決め、各人にメールで案内し、ホテルで過ごした二日間も、じっと座っていることなくテキパキと皆さんのために動いておられる姿にとても感銘を受けました。
体が丈夫なだけではなく、頭の回転も速い。
100歳まで健康に生きることを目標にしている私にとって、ミスターMと過ごした二日間はとても勉強になりました。
さて、肝心のレースの結果です。
ハーフマラソンに参加するのは実に4年ぶりですが、今回は(と言うか今回も?)裸足で走りました。
家族が5km地点に応援に駆けつけてくれたそうですが、到着したのが私が走り去った後・・・
陽次は知らないランナーとハイタッチしてるし(汗)
しかし、「ランフォト」というサービスがあり、ゴールシーンが写っていました。
ラストスパート!
両手を広げて
ゴーーーーーール!!!って、被ってるしー(汗)
タイムは1時間27分38秒。
シューズを履いた自己ベストからは10分近く遅いタイムですが、サブスリーペース(フルマラソンで3時間を切るペース)で走り、後半スピードを上げられたのは収穫。
「裸足サブスリー」がいよいよ現実味を帯びてきました。
ちなみにゴールで思いっきり被った遅そうな彼は、ハーフではなく一周(13km)の選手ですからね~。
とにかく、ミスターMのおかげで非日常の楽しい二日間を過ごすことが出来ました。
子供たちには「最初で最後だからね」と言い聞かせてきましたが、ミスターMから「来年も部屋を押さえておきますから、是非いらしてください」と、ありがたいお言葉をいただきました(嬉)
太郎は「大人になったらこのホテルのオーナー権を買えるように頑張る!」と力強く宣言。
そう思ってもらえただけでも連れてきた甲斐があったよ。
今回の宿泊代はもちろん自分たちで払いましたが、伊○園ホテルに毛が生えたような、かなり割安なお値段でした。
しかも、プールや露天風呂といった有料施設やラウンジでの飲み物(何杯飲んでもOK!)は、いただいたオーナー券で全て無料で利用出来ました。
ミスターM、本当にありがとうございました!
このイベントに毎年誘っていただけるように、我々も社会に必要とされる人間を目指して頑張りましょう!
おしまい