韓国釣り客殺到、対馬悲鳴

2006年06月07日 | 支那朝鮮関連
2006年06月06日
 韓国から年間4万人近い観光客が訪れる対馬市で、その半数を占める釣り客の排除を求める動きが出ている。一部のマナーの悪さが原因。遊漁目的でも、外国人には「まき餌」を禁じる法律があることから、地元の漁業者らは遊漁船業者とともに規制の徹底を申し合わせた。しかし、遊漁船の足並みはそろわず、水産庁も黙認状態。韓国からの定期船の「上陸阻止」を言い出す漁協まで出始めた。(小川裕介)
 「岸にキャンプするケースもある。注意をしようにも、言葉が通じない」。対馬市漁協組合長会の桟原靖重会長はいらだちをあらわにした。
 対馬には99年、釜山からの定期船が就航。韓国からの観光客は急増し、昨年は約3万7千人に。約5割は釣り客とみられている。ところが、04年12月ごろから、「ごみを捨てていく」などの苦情が島内の漁協から相次ぐようになった。海産物を大量に持ち帰られることへの反発もある。
 05年2月、漁協は市に釣り客のマナー対策を要請する一方で、韓国人釣り客のまき餌が「外国人漁業の規制に関する法律」に触れるのではないか、と市などに問い合わせを始めた。
 同法は外国漁船の操業を規制しており、同法施行規則には、外国人が「まき餌」を使って魚を取ることを禁じる条文がある。罰則は3年以下の懲役または400万円以下の罰金。市が水産庁に相談すると、遊漁目的であっても「違反する」と明確な回答を得た。
 市の呼びかけで漁業者と遊漁船業者などは昨年10月、対策協議会を設立。今年3月には遊漁船業者が組合をつくり、同法に沿って「韓国人釣り客のまき餌を認めない」と決めた。
 事実上の「排除宣言」だが、遊漁船業者の足並みはそろわなかった。
 同市美津島町の遊漁船業中村鉄彦さん(51)は組合の決定後、韓国人釣り客の受け入れをやめ、売り上げが7割減った。一方で、まき餌を黙認する同業者はマイクロバスを購入するほどの盛況ぶり。
 「正直者が馬鹿を見ている。水産庁や海上保安庁が取り締まるのかどうか、はっきりしないからだ」と中村さん。両庁は「現時点で立件の方針はない」と取り締まり強化には慎重だ。
 韓国人釣り客を扱う韓国人旅行業者は「漁業者を取り締まる法を釣り客に適用するのはおかしい」と困惑する。
 ある漁協組合長は「この状態が続けば魚が取れなくなる。韓国からの定期船の上陸阻止も辞さない」と話す。

asahi.com:韓国釣り客殺到、対馬悲鳴 - マイタウン長崎
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