「よく見りゃ似てる、この車とこの車」

2006年10月21日 | 支那朝鮮関連
 今月末に発売される現代(ヒョンデ)自動車の新ソナタ(NF)に対する関心が高まっている。すでにインターネットにはソナタ(NF)の写真が出回っている程だ。

 現代自動車が開発したθ(シータ)エンジンに対する期待も大きいが、これまで見られなかった精錬されたデザインが消費者の人気を集めている。

 しかし、外車をほうふつとさせる新ソナタの後部に対する批判も少なくない。後ろから見ると、日本ホンダのアコードやドイツのアウディA6に似ているためだ。

 新たな国産車モデルに対し、どこかで見たようなデザインといった感覚を受けるのは、何も今回ばかりではない。

 昨年、起亜(キア)自動車のオピラスが市販されたが、前から見るとグリルを除いてはジャガーSタイプと同じで、後ろから見てもリンカーンのタウンカーと似ているとの評価を受けた。そんなことから「ジャピラス」または「リンピラス」といったニックネームまで付けられる程だった。

 また、2002年に発売され旋風を巻き起こしたソレントも、米国で好評を呼んだ日本トヨタRX300とかなり似ていると評された。昨年初め、ソレントを購入したシン某(34)さんは「ソレントがレクサスに似ているため気に入った」と話している。

 現代のニューEFソナタもリンカーンのタウンカーの縮小版といった評価を受けた。また、ヘッドライトはベンツCクラスに似ている。しかし、ニューEFソナタの場合、ベンツのデザインをうまく消化し、いわば「成功したコピー」といった評価が一般的だ。

 このような「デザインのまねっ子」は国内に限ったことではない。

 日本の代表的なラグジュアリー・セダンのレクサスLS430はベンツSクラスのデザインに似せている。しかし、LS430が大ヒットしたことで、誰もベンツSクラスをまねて作ったとは言わなかった。

 すでに検証された日本車の品質に対する信頼でデザイン・コピーを克服したのだ。コピーが成功の母となったわけだ。

 しかし、国産車の場合、一歩間違えるとこのようなデザインの“まねっこ”は自社ブランドの特性をうまく生かすことができないばかりか、一流ブランドとして成長するための“足かせ”となりかねないといった指摘が出されている。

 海外の名車は全て“固有のデザイン”を保有しているが、国内の自動車メーカーもこのようなアイデンティティーの確立にさらなる神経を注ぐべきだとの話だ。

 例えば、ボルボの独特な後部ライト、BMWのグリル、ジャガーの優雅な車体曲線は、すでにそれ自体で名品の隊列に属している。このため、ボルボ自動車の李郷林(イ・ヒャンリム)社長は「国産車メーカーは品質の改善だけではなく、固有のデザイン開発に拍車をかけるべきだ」と指摘した。

 それでこそ、消費者のブランドに対する忠誠心が高まり、保有モデルに対する誇りが生まれるというものだ。

 輸入自動車協会のユン・デソン専務は「国内の自動車産業分野で、特に遅れているのがデザイン」としながら、「独自のデザインを通じて世界市場で勝負する時代になった」と話した。

チェ・ウソク記者 wschoi@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/08/13/20040813000041.html




「外車そっくりの国産モデル」 求められる韓国式デザイン

 最近発売された国産車の「デザイン」をめぐり論争が絶えない。

 最大の争点は、今年8月に発売された新型「ソナタ」(現代(ヒョンデ)自動車)の後ろ姿が、輸入販売されているホンダ「アコード」と“ウリふたつ”だということ。

 このような指摘に対し現代自動車はかなりの部分で認めながらも、法的に問題となるほどではないとの立場だ。現代自動車の関係者は「遠くから見れば同じように見えるかもしれないが、近くから見るとソナタのテールランプの厚みや傾き加減がアコードと違う」とした。

 今年8月に発売されて以来、SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)市場で脚光を浴びている起亜(キア)自動車のスポーティジも、ラジエターグリルなど前から見た印象がフォルクスワーゲンの「TOURLEG」と似ており、後ろ姿はボルボ「XC90」を髣髴させるとの指摘を受けている。

 ルノーサムスンから今月1日に発売された「SM7」は技術提携している日産自動車の「ティアナ」とデザインがほぼ一緒。

 これに先立ち昨年に発売された起亜自動車のオピラスは、ラジエターグリルがジャガーSタイプとほぼ同じであるほか、ヘッドライトはメルセデスベンツのEクラスに似ているとの評価だ。

 一部からは最近、自動車メーカーが海外の有名自動車のデザインを意図的に真似ているとの見解も出されている。「外見が外車の何々に似ている」との噂が広まれば、新車の宣伝につながるためだ。

 実際にSM7は今月1日に発売されて以降9日間で販売台数が8550台を記録、出だしは順調との評価を受けている。ソナタもホンダ・アコードと似ているという噂のためか、発売直後から国内の乗用車市場のトップを行っている。

 国産自動車メーカーは最近まで新車のデザインを海外の有名なデザイナーに任せてきた。イタリアのカーデザイナーGiugiaroは国産初の固有モデルとなった現代自動車の「ポニー」をはじめ、ステラやソナタの初期モデルまでデザインした。

 また、大宇(テウ)自動車(現GM大宇)のレガンザ、マグナス、ラノス、マティズ、カルロス、双龍(サンヨン)自動車のレクストンのデザインも手掛けた。

 輸出の多い自動車メーカーの特性上、国内はもちろん海外市場で失敗しないデザインを確保するためには、このような措置は避けられないというのが自動車業界の説明だ。

 しかし、世宗(セジョン)大学デザイン学科の李明基(イ・ミョンギ)教授は「韓国は世界第6位の自動車生産国であるにもかかわらず、固有のデザインを見出せずに外車の真似ばかりしているのは恥ずかしいこと」とし、「韓国の独特なイメージを生かしたデザインの開発が急がれる」と語った。

金宗浩(キム・ジョンホ)記者 >tellme@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/12/12/20041212000011.html


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http://tech.heteml.jp/2006/11/post_855.html

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