日経新聞社員、インサイダー取引行い約3,000万円の不正な利益を得たとして逮捕

2006年07月26日 | メディア・芸スポ
日本経済新聞社の社員が、紙面に掲載予定の企業の未公表情報をもとに、インサイダー取引を行い、およそ3,000万円の不正な利益を得たとして、東京地検特捜部に逮捕された。逮捕されたのは、日経新聞広告局の社員・笹原一真容疑者(31)。笹原容疑者は、日経新聞の紙面に掲載される予定の企業の株式分割に関する情報を、社内のパソコンから入手し、値上がり確実な5つの企業の株を購入した疑いが持たれている。笹原容疑者は、掲載後に株価が値上がりしたところで売り抜け、およそ3,000万円の不正な利益を得ていて、調べに対して、容疑を認めているという。日経新聞は、笹原容疑者を25日付で懲戒解雇するとともに、会見で謝罪した。日経新聞の杉田亮毅社長は「多大なご迷惑をおかけしたことを、深くおわびしたいと思います」と述べた。日経新聞では、広告局の全社員に対して、株取引を全面的に行わないとする誓約書を提出させたという。
2006/07/25 21:03
FNN Headline
http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00094028.html




東京地検、本社広告局員を逮捕・インサイダー容疑

 日本経済新聞社の東京本社広告局社員によるインサイダー取引事件で、東京地検特捜部は25日午後、上場企業5社の株式分割の法定公告が掲載されることを公表前に把握し、各社の株式を不正に購入したとして、同広告局社員、笹原一真容疑者(31)を証券取引法違反(インサイダー取引)容疑で逮捕した。同容疑者は容疑を全面的に認めている。
 5銘柄の不正取引は、これまでに摘発されたインサイダー取引事件で最多で、売却益は約3000万円。日経は同日、笹原容疑者を懲戒解雇した。
 特捜部は、不正取引を繰り返し売却益が多額であることから、悪質性が高いと判断。証券取引等監視委員会が同日午前、告発したのを受けて同容疑者の取り調べを始め、午後3時前、逮捕した。特捜部は笹原容疑者の単独の犯行とみている。(21:10)

NIKKEI NET:主要ニュース
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060725AT1G2502R25072006.html





日経社員を証取法違反容疑で逮捕、社長が謝罪

社員の逮捕で謝罪する日本経済新聞社の杉田亮毅社長(左)ら(東京・千代田区の本社で) 
 日本経済新聞社(東京都千代田区)の社員によるインサイダー取引事件で、東京地検特捜部は25日、証券取引等監視委員会の告発を受け、同社広告局金融広告部員の笹原一真容疑者(31)を証券取引法違反の容疑で逮捕した。

 同社は同日付で笹原容疑者を懲戒解雇するとともに、杉田亮毅社長が会見し、「社員の罪は社長の不徳の致すところ」などと謝罪、再発防止策を講じることを明らかにした。

 調べによると、笹原容疑者は昨年12月13日から今年1月20日までの間、上場企業5社が広告会社を通じて日経新聞に掲載を依頼した「法定公告」の内容を、掲載前に広告局内の共用パソコンで閲覧、同月31日までに5社の株計約9万4400株を計約2億4000万円で購入した疑い。笹原容疑者は、容疑を全面的に認めているという。
(読売新聞) - 7月25日21時54分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060725-00000012-yom-soci




日経社員インサイダー、職場で売買1日100回
2006年07月26日03時01分
 日本経済新聞社員によるインサイダー取引事件で、証券取引法違反容疑で25日逮捕された同社広告局の笹原一真容疑者(31)は、職場のパソコンを使って不正な株の売買を繰り返していた。社内の共用パソコンを閲覧し、その場で、値上がりが見込める株を買い付けていたこともあった。仕事のために覚えたはずの株取引はいつしか、多い日には、100回以上の売買を繰り返すまでになっていた。
 日経新聞社によると、笹原容疑者は99年4月入社。03年3月に広告局金融広告部に異動になり、その約1年後から株取引を始めた。社内調査に「証券業界の担当となり、株取引に詳しくなる必要があると考えた」ときっかけを語っている。
 関係者によると、笹原容疑者は逮捕容疑となった取引を含む多くの株売買を、勤務時間内に広告局の職場で、会社から貸与されたパソコンを使って行っていた。このうち、逮捕容疑に含まれる2銘柄については、広告局内に置かれた共用パソコンで法定公告の掲載予定を盗み見た直後に、職場のパソコンで株を買い付けていたという。
 株売買はすべてインターネットでの取引で、ネット取引専門の証券会社など15社に口座を持っていた。特捜部と証取委は、不正発覚を防ぐために、口座を分散させていたと見ている模様だ。実際、社内調査でも、同僚を含めてだれも不正取引に気づいていなかったという。
 一方、広告局の同僚らと株式市場の動向など一般論の議論をすることもあり、笹原容疑者が株の知識を自慢することもあったという。
 「趣味が株取引」「ゲーム感覚的なところがあり、どんどん繰り返した」と言っていた笹原容疑者は結局逮捕され、「読者と株式市場に対する二重の意味での極めて悪質な背信行為」(杉田亮毅社長)と懲戒解雇になった。社内調査にこう語っていたという。
 「会社、家族、市場に参加する方々に多大な迷惑をおかけし申し訳ありません。自分の未熟さを反省しています」

asahi.com:日経社員インサイダー、職場で売買1日100回?-?社会
http://www.asahi.com/national/update/0726/TKY200607250710.html

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