日本漁業関係者、EEZ注視 共同管理水域、韓国が独占 

2006年06月11日 | 支那朝鮮関連
2006年06月10日22時57分
 日本の漁業関係者が日韓の排他的経済水域(EEZ)境界線交渉の行方を注視している。竹島(韓国名・独島)の領有権を争う両国は、境界線画定を棚上げする形で99年、竹島周辺に共同管理の暫定水域を設定し、漁の共存を図ろうとしたが、実際には韓国漁船に締め出されているからだ。
 日本一のベニズワイガニの水揚げを誇る鳥取県境港。「休漁が短い韓国船がとりすぎて、小型のカニばかりになった」とベテラン漁師はこぼす。
 竹島の北東に広がる大和堆(たい)、新隠岐堆など好漁場の大半は、99年に発効した新日韓漁業協定で決められた暫定水域に含まれるので、日韓が仲良く操業できるはずだった。
 だが、民間漁業団体の交渉で日本側が漁場すみ分けを考えようと差し向けても、韓国側は乗ってこない。ルール作りが難航する間に、休漁期間が日本の半分の韓国船は日本船に先んじてかごを設置するようになる。「後から行ってかごをつなぐロープ同士が引っかかれば、上げる手間がかかり、カニが死んでしまう。日本は結局、暫定の外で取るしかなくなった」。日本海かにかご漁業協会(境港市)の西野正人会長が明かした。
 約20年前、境港で3万トンを超えたベニズワイの水揚げは、05年は1万1000トン余りに落ち込んだ。島根県のかにかご船は4隻が廃業し残り6隻に。一方、韓国船が設ける1隻あたりのかご数は日本の10倍もある。

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