「河野談話は間違い」主張を

2007年03月13日 | news
【櫻井よしこ 安倍首相に申す】
「河野談話は間違い」主張を

 外交に失敗する国は滅びる。これが、慰安婦問題に関連して、改めて強く感ずることだ。

 外交の失敗が日本の名誉を不当に傷つけ、国民の精神の萎縮(いしゅく)を招かないためにも、今こそ、日本は慰安婦問題の「事実」に誠実に対座すべきだ。

 米国下院本会議に出された、慰安婦問題で日本に謝罪を求める決議案を読んでみてほしい。同案は、1930年代から20万人の女性たちが「旧日本軍によって強制的に性奴隷にされた」と断じている。日本は同盟国の議会でいわれなき不名誉のふちに立たされているのだ。

 2月15日の米下院公聴会では、女性3人が証言した。その1人である韓国人女性は昭和19年、16歳のとき、友人に誘われて未明に家出し、国民服の日本人の男についていったと語る。汽車と船を乗りついで台湾に到着、男が慰安所の所有者だったと知った。男は彼女を電気ショックで拷問し、電話線を引き抜いて縛り上げ、電話機で殴ったという。彼女は売春を強制されたうえ、"ただの一度も支払いを受けなかった"とも語っている。

 真実とすれば、このひどい取り扱いは心底憎むべきものであり、女性には深い同情を禁じ得ない。

 だが、右の証言はどこで日本国政府や軍による拉致、強制につながるのか。自ら語ったように、彼女は友人と家出した。また、彼女らを台湾に連れて行ったのは慰安所の所有者だった。彼女の台湾行きに日本軍や日本政府が加担し、強制したのでないのは明らかだ。

 だが、ホンダ議員らは検証もせずに日本を断罪する。戦後補償問題に取り組むミンディー・コトラー氏も、公聴会で慰安婦問題とユダヤ人虐殺を同列に並べ、日本に、強制連行を否定することで「日米同盟の名誉を汚すのをやめよ」と糾弾した。

 女性たちの証言には、かつて、韓国内でも疑問符がつけられた。「韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会・挺身隊研究会」による93年2月の調査に参加した安秉直ソウル大学教授は「証言者の陳述が論理的に前と後ろが合わない場合がめずらしくなかった」「証言者が意図的に事実を歪曲(わいきょく)していると感じられるケース」や「調査を中断せざるを得ないケース」があったと述べている(『闇に挑む!』西岡力、徳間文庫)。

 右の調査と同じ年、宮沢喜一政権は全力を挙げて調査したが、強制の事実は特定できなかった。そこで韓国政府の強い要請を受け女性16人の証言を聞いたが、個々の証言は、裏づけ調査どころか質問も許されず、全資料はいまも未公開だ。にもかかわらず、河野洋平官房長官が談話を発表、記者会見での応答も含めて「強制連行」を認めたのは周知のとおりだ。

 石原信雄官房副長官はその後、事実がないのに日本政府が強制を認めたのは、女性たちの名誉回復と、韓国側の強い要請故だったと繰り返し、述べている。

 根拠もなく、なぜ認めたのか、なぜ敢然と闘わないのかと、今、問うのは容易だ。ただ、当時それを言うことは内外の厳しい非難を浴びることだった。非難の嵐のなかで主張し続ける精神的勁(つよ)さと論理的整合性を、日本人は発揮できなかったのだ。日本外交は常に、眼前の妥協に走ってきた。事実に誠実に向き合い、長期的視点で主張する勇気を欠落させてきた。

 そして今も同様の傾向がある。決議案の間違いにも河野談話の間違いにも目をつぶり、河野談話の枠内で対処しようとする人々がいる。駐米大使の加藤良三氏は米下院への書簡で、日本国政府は謝罪を重ねてきたと説明はしても、事実関係の誤りは全く指摘しないのだ。

 知日派のマイケル・グリーン前NSCアジア上級部長も、強制性の有無を論じても「日本が政治的に勝利することはない」と述べる(『読売新聞』3月4日付朝刊)。

 たしかに、眼前の危機である決議案の成立を阻止するにはひたすら謝ったと強調し続けるのが良いのかもしれない。しかし、その後はどうなるのか。日本の不名誉がさらに深く重く歴史に刻み込まれていくだけだ。

 慰安所は現在の価値観では到底受けいれられない制度だ。私たちはその種の非人道的振る舞いや制度を決して繰り返させてはならないが、同時に、慰安所設置は当時の価値観の反映だったことも指摘すべきだ。しかもその種の制度を持ったのは日本だけではない。第二次大戦後でさえ、同様の仕組みを設けた国々がある。

 そうした中でとりわけ日本が非難されるのは、"軍や政府の強制"故だ。だが、強制の事実はなかったのだ。河野談話は明らかな間違いなのだ。この点を主張しなければ、問題の真の解決などあり得ない。安倍晋三首相はまさにこの問題の真実を見詰めようとしている。首相の勇気ある姿勢を私は強く支持するものだ。

2007/03/08, 産経新聞



従軍慰安婦問題、米の対日決議案提案者42人に増える

 【ワシントン=五十嵐文】旧日本軍の従軍慰安婦問題をめぐり、日本政府に謝罪などを求める米下院の対日決議案の共同提案者が、当初の6人から42人に増えたことが明らかになった。

 代表提出者のマイケル・ホンダ議員(民主党)の事務所によると、共同提案者はさらに増える見通しだという。決議案は3月末にも下院外交委員会か同委員会アジア太平洋・地球環境小委員会で投票にかけられる予定だが、決議案への支持が今後も広がれば採択される可能性が高いとみられる。
 12日時点での共同提案者は、民主党32人、共和党10人。リベラル派が多数だが、2008年大統領選への出馬を表明している保守派のダンカン・ハンター前軍事委員長(共和党)も名を連ねている。
 安倍首相が、官憲による強制連行など「狭義の強制性」を裏付ける証言はなかったと発言し、米メディアが取り上げられるようになった3月以降、新たに17人が加わった。
(2007年3月13日10時21分??読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070313i202.htm


従軍慰安婦問題の首相「おわび」、米側は冷めた反応
2007年03月13日18時54分
 従軍慰安婦問題で安倍首相が「心からのおわび」を語ったことについて、米主要メディアは12日までに目立った反応は見せていない。首相の発言は、これまでの日本政府の立場を受け継ぐ姿勢にとどまるためだ。ただ、4月下旬に首相訪米が予定されているため、日米関係に配慮して決議案の採択時期をずらす可能性も出てきた。
 首相は11日にNHKのインタビューで「心からなるおわびを申し上げている。その気持ちは私も全く変わらない」などと強調。これを中国各紙は「おわび」をしたと一斉に大きく報道した。温家宝(ウェン・チアパオ)首相の4月の訪日を前に、問題の火消しをしたとの見方もある。
 だが、米メディアの扱いは冷めている。一部通信社が発言と事実関係を伝えたが、大きな扱いにはなっていない。
 ロイター通信によると、決議案を提出した民主党のマイク・ホンダ下院議員は12日、首相の発言について「心強いし、女性たちの計り知れない苦痛を認めたことは喜ばしい」と評価。ただ、「首相のコメントは個人的なものであり、決議案が求めている日本政府の公式な謝罪にはならない」とも語った。
 一方で、ホンダ氏は日米同盟の重要性を強調。本会議での採決時期について、4月か5月の首相の訪米後になるとの見通しを示している。
http://www.asahi.com/politics/update/0313/014.html



慰安婦への「謝罪必要」 米大統領選出馬のハンター氏
2007年03月14日12時58分
 2008年の次期米大統領選への出馬を表明している共和党実力者のハンター前下院軍事委員長は13日、従軍慰安婦問題について「日本政府は歴史的事実に立脚し、謝罪することが必要だ」と述べ、下院で審議中の対日謝罪要求決議案の採択を求めていく考えを強調した。時事通信の取材に答えた。
 ハンター氏は日米同盟を重視する保守派の代表格だが、今月5日に決議案の共同提案者に加わった。その理由について同氏は「関係者の話をいろいろと聞いたところ、多くの女性が慰安婦として人道的にひどい扱いを受けたことは事実だと判断したためだ」と説明した。(時事)
http://www.asahi.com/international/update/0314/014.html



首相当惑させるつもりない(03/14 11:37:02)
 【ワシントン13日共同】旧日本軍の従軍慰安婦問題で日本政府に謝罪を求める決議案を審議する米下院外交委員会「アジア太平洋・地球環境小委員会」のファレオマバエンガ委員長(民主党)は13日、共同通信に対し、決議案採決の時期などについて何も決まっていないとした上で、4月26日ごろに訪米が予定される安倍晋三首相や日本側を当惑させるつもりはないと強調した。
 委員長は、旧日本軍が従軍慰安婦の動員を強制した具体的な証拠はないとした安倍首相の発言については「ばかげている」と厳しい見方を示す一方、首相が1993年の河野洋平官房長官談話の継承を表明したことには一定の評価をする考えを示した。
 ファレオマバエンガ委員長はまた、決議案が求める「明確な謝罪」に関し「国会による決議」を例に挙げた。
http://www.minyu-net.com/newspack/2007031401000233.html





慰安婦問題:決議案採決、5月以降に 米議会

 【ワシントン及川正也】日本政府に公式謝罪などを求める従軍慰安婦決議案を審議中の米下院外交委員会アジア太平洋・地球環境小委員会のファレオマバエガ委員長(民主党)は13日、毎日新聞のインタビューに応じ、決議案の採決時期は4月下旬の安倍晋三首相の訪米を考慮し、5月以降に先送りする公算が大きいとの見通しを示した。共同提案者としての署名は最初の6人から40人を超えるまで増えており、採決されれば可決される可能性が高い。
 委員長は「当初は3月末までに委員会で審議を終える案もあった」と指摘。その上で「決議案は、来月訪米する安倍首相を困らせるのが目的ではない。首相に敬意を払うのが筋で、アクションを起こすとすれば首相訪米後になる」と語った。委員長はラントス外交委員長の首席補佐官と協議し、「首相訪米に合わせて対決ムードをあおるようなことはしたくない。この問題では急がない」との認識を確認したことも明らかにした。 委員長は従軍慰安婦問題を米議会が取り上げている理由について、「米国内には約1500万人のアジア・太平洋系米国人がおり、韓国系、中国系、フィリピン系の人たちがこの問題を取り上げるために我々の力を必要としているからだ」と語った。
 安倍政権は謝罪を含む93年の河野洋平官房長官談話を継承しているが、委員長は問題解決には(1)政府による元慰安婦への補償(2)首相が支持する謝罪を含む国会決議の採択--などが必要と指摘した。
毎日新聞 2007年3月14日 15時00分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20070314k0000e030069000c.html




慰安婦問題:河野衆院議長「談話は信念をもって発表」

 河野洋平衆院議長は15日、従軍慰安婦問題に関する自らの官房長官談話(93年)の見直し論が自民党内に出ていることについて、国会内で記者団に「談話は信念をもって発表した。あれはあの通り受け止めてほしい」と述べ、不快感を示した。同談話は従軍慰安婦問題について旧日本軍の関与を認めて謝罪する内容。毎日新聞 2007年3月15日 19時46分
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070316k0000m010071000c.html




「それが地獄の始まりだった」、元慰安婦抗議の叫び - フィリピン

【マニラ/フィリピン 15日 AFP】1943年、当時14歳だったVirginia Villarmaさん(78)は若さと純潔を奪われた。その時の出来事を思い出すたびに、深いしわが刻まれた顔が涙で泣き濡れるという。

 Villarmaさんは食べ物を手に入れるためマニラ郊外の通りを歩いていた時、突然、日本兵の集団に襲われた。動物のようにジープの後座席に投げ入れられると、港にある兵舎の一室へ連れて行かれ、そこで服をはぎ取られ3、4人の兵士に繰り返しレイプされたという。Villarmaさんが悲鳴を上げ相手を殴って抵抗すると、失神するまで殴られたり蹴られたりした。

「静まりかえった部屋の中で意識が戻ったとき、体中に激しい痛身を感じました。その痛みはその後も消えず、今も残っています。その日から3か月間、朝から夜まで毎日虐待され続けました。あれは私の一生で一番長い3か月でした」

 VillarmaさんはAFPの取材に応じて、ピンクのハンカチを指に巻きながら静かな声で語った。

「それが地獄の始まりでした。当時何が起きたのか、そしてなぜ私たちが日本政府に過去の過ちについての正式な謝罪を求めているのかを、大勢の人に知ってもらいたいんです」

 取材中に時折、言葉に詰まると金縁の眼鏡をはずし、目にあふれる涙をぬぐった。

 3か月後、連合軍の爆撃のおかげで、Villarmaさんはやっとのことで兵舎から逃げ出すことができた。だが、彼女の人生はその出来事を境に一変した。

■安倍首相の発言に抗議の声を上げる女性たち

 その後Villarmaさんは結婚したが、数年後にVillarmaさんが日本兵の慰安婦にされていたことを知った夫は、彼女と5人の子どもを置き去りにして去っていった。

 第ニ次世界大戦時の従軍慰安婦問題で、安倍首相は今月、「旧日本軍が従軍慰安婦への強制性を裏付ける証言はない」と発言。これを受けて、忘れ去られていた従軍慰安婦の問題が再び注目される形となり、元慰安婦だった大勢の女性が抗議の声を上げた。

 そのほとんどはアジア圏の女性だ。大半は慰安婦だったことが理由で一度も結婚できずにいる。中には社会から隔絶した生活を送っている女性、虐待により子どもの生めない体になった女性などもいる。
 
 日本政府は戦時中に起きたこの出来事を無視しようとしているが、がVillarmaさんのように慰安婦として虐待された女性たちは、決してそうはさせないと決意しているという。

 アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)がまとめた報告書によると、戦時中、強制的に慰安婦にされた女性はインドネシアから中国まで多数の国で計約20万人に達する。その中で一番若い女性は当時12歳だった。

 第2次大戦後、日本の戦争犯罪を起訴するために設置された極東国際軍事裁判所(International Military Tribunal for the Far East)の法廷では従軍慰安婦問題は無視された。

 写真はマニラで12日、元従軍慰安婦だったVilliamorさん(右)とJosefa Villiamorさん。(c)AFP/ROMEO GACAD

http://www.afpbb.com/article/1417133




【国内】 そのまんま知事「性奴隷って?」~東国原宮崎県知事、外国特派員協会でコメント[03/15]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1173965776/-100

◆Gov. Sonomanma: What sex slaves? By HIROKO NAKATA

コメディアンから新人政治家になった宮崎の東国原英夫知事は、水曜日に政治的な地雷原 に踏み込んだ。戦時中の日本の軍隊が、最前線の売春宿にアジア全域から女性を強制して 集めたことを史実として確認するのは難しいと主張したのだ。

そのまんま東の芸名で知られる東国原知事による東京の外国特派員協会でのコメントは、 日本が婉曲に「慰安婦(comfort women)」と呼んで国際的な物議をかもした安倍晋三首相の 最近のコメントを繰り返したものだ。

安倍首相は、帝国軍が売春宿で性奴隷にするために、日本人が占領したアジアから若い女 性を強制連行したという証明はない、と繰り返した。

安倍首相のコメントに対する意見をレポーターに求められて、東国原知事は「歴史的事実 として『従軍慰安婦』が実際に存在したことを確認するのは非常に難しいことです。

「私の見解は、歴史的に検証されない限り、(この問題に関して)コメントをするのは難 しいということです」と述べ「(強制が)あったかなかったかは、客観的に確かめられな ければなりません。」と続けた。

性奴隷を売春宿に入れるために強制があったかどうかの問題を除いて、1945年以前の韓国においける性売買に日本人が関与していたことには何も間違ったことはなかったと信じて いると言った。なぜなら、朝鮮半島は1910年の「相互協定」で日本の一部になっており、当時の日本ではセックスビジネスは特定の規制の下で許されていたからだ。

南北朝鮮は日本の植民地支配が事実上の侵略で不法であったと言っているが、半島上のす べての性売買に日本人が関与したわけでもない、とコメントし「議論は、勝者と敗者の間 でかなり違いますね。」と東国原知事は一般論として述べた。

ソース:ジャパンタイムズ(英語)
http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20070315a2.html



東国原知事の発言(1)

私はそのコメントに対しては県を代表するという立場よりも個人的な見解でよろしいでしょうか?

私は韓国の中の慰安婦が実際存在したかどうかというのは歴史認識としては、歴史確証は非常に難しいものがあると思います。 これは、戦争はいつでもそうなんですけど勝った側と負けた側の議論が違ってくる。 それは仕様がないことだと思いますね。 それが客観的にあった場合、ない場合という事は両面から検証されなければいけないと思います。

ただ、日本側の議論としては、あそこの時には韓国は日本に併合されていた。 これは、どういう理由でどういう経緯で併合されていたかどうかは別にしてあそこはあの当時日本国であった。 日本国の中の娼妓といいますかね。こういう言葉は良くないんでしょうかね。 女性の方が性を仕事とされる。ということは一つのルールであった。 たとえば赤線というのがございました。一つのルールであった枠内だということを日本側は恐らくそう解釈してるんだと思うんです。

それが正当なルールであった。もっと言うと、その頃にその女性の方は日給にして500円か600円。その当時兵隊さんが3円とか5円の時代だったと思うんですけど、そのときに数百円の高いお金を貰っていた、ということもあって商売としては、非常になり手が多かった。というような事を日本国側からの解釈でやっていると思うんですよね。


東国原知事の発言(2)

私の立場としては、韓国側は「韓国併合は、併合からもう日本は侵略戦争であった」という主張されています。 この侵略戦争であるというのとそうではなかった、非侵略戦争・・・ これは歴史認証が必要だと考えてます。 この歴史認証が、まずなされることが前提としてないとこの議論は発展しないと思います。 つまり、正しい歴史認証が前提となりうる上の議論だと考えております。

で私は、日本側の議論を正とするあれば、それが正義だとするのであれば、例えばですよ、私はあれは正しかったのではないかと、

もしその歴史認識が違うと、日本軍に娼婦として行ったんだと、娼婦として無理やり連行されたんだというような歴史認識が事実があれば、これは糾弾されるべき問題だと考えています。

きっちりとした答えになってないと思いますけれど歴史認識あるいは実証が検分されない限りこのようにはコメントは難しいという立場です。



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