私の友人はよく海外へボランティアに出掛けます。「仕事をして稼ぐのはそのため」と言うくらい、海外でのボランティア活動に尽力しています。単にボランティア活動をするのであれば日本国内でも充分だと思うのですが、友人は海外が良いと言います。彼女が海外でのボランティア活動に対して魅力を感じる様になったのは、カンボジアへ留学した時の国際交流がきっかけだったといいます。
彼女が留学した時、ホームステイ先で現地の人たちと触れ合い、彼らがどんな生活をしているのかを知ったそうです。その時に彼女が感じたのは「日本は何て豊かな国なんだろう」という事。日本であれば生活必需品も娯楽品も簡単に手に入ります。しかしカンボジアという国では自給自足をしている地域も多く、生活必需品すら手に入れるのが困難な人たちも大勢いるそうです。それだけでなく学校で学ぶ事すら出来ない子供たちが居るとの事実を知ったのです。それを知った時、彼女は「彼らの助けになりたい」と強く思ったそうです。
彼女がボランティアを通じて国際交流をする理由は「そこで暮らす人たちのナマの声が聞けるから」だと言います。観光などで行っても接する人たちはガイドさんやホテルマン、店員さんくらいなもの。そんな人たちからナマの声など聞けませんからね。それに異国の文化や生活に直に触れる事が出来るのもボランティア活動ならでは。それが彼女の目的であり、魅力だと感じている点だそうです。