今なら、甕棺墓の出土状況が見れますよ!

2017-07-25 23:01:00 | お知らせ
先に言っておきます。本記事の写真は、なぜかサカサマだったりします。


どうしたことでしょう??こんなの初めてです。
アップロードするとくるんって写真がさかさまになります???
だから、ちょっと座りの悪い写真だけれど、我慢してみてね。

中津市三口の発掘調査現場で、
弥生時代の甕棺が出土しました!!!!!



ものすごく残りがよくて、表面に細かいハケ目がキレイに残っています。
なにより、内外面に魔除け?の丹塗りがべったり。
口の蓋として、板石が口にたてられていて、
石の内側には、甕の丸い口のあとに沿って、赤い丹塗りがくっきり残っています。



その横には小さな箱式石棺。
幼児のお墓のようです。

身分の高い子供だったのでしょうか。

佐賀県とかではどっさり出る甕棺も、このあたりではそうは見つかりません。
かなり昔、私たちがまだ中津南校に入る前、
中津市萬田で甕棺墓群が発見されました。
当時は工事にせかされて、もちろん現地説明会なんて開くまでもなく・・
遺跡は上万田遺跡と名付けられました。
このときの甕棺は、現在、中津市歴史民俗資料館で保管させていただいております。
発掘調査に参加したのが、当時の中津南校郷土史クラブ!
甕棺をはじめとした土器は、高校に持って帰り、
現在は中津市歴史民俗資料館に展示されています。

その後、小さな甕棺は中津市内で発見されたりもしましたが、
この大きさで、こんなに完璧で見つかって、
それが博物館の展示ケース内じゃなく、現場に埋まった状態で見学できる機会なんて、
中津じゃなかなかないわけです!

幼児のお墓・・箱式石棺とあわせて、発掘現場で見てみませんか?

実は、発掘調査の期限がせまり、
十分な告知もできないままなので、せっかく現地説明会を開いても来てくれる人がいないかも。
それは本当にもったいない。
子供たちにみてほしくても、学校はすでに夏休みでお知らせできない。

31年度開館予定の歴史博物館の展示物になること間違いなしです。
現地でみて、そして博物館で、「あの時のだ!」って思えたらきっと楽しいのに。

ここに書いて効果がわるかわかりませんが、
興味のある方ぜひいらしてくださいね。

場所は中津市三口の、212号線沿い。パチンコ屋さんの前です。
そこまできたら、すぐわかるように案内板をたてておきます。

平成29年7月29日(土)午前10時~11時

中津市のHPにも掲載しています。








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