眠れない夜に。

※目に入った場合に痛みを感じたら、水に流してください
使用上の注意を良く読み、用法・用量を守って正しくお使いください。

無題

2008年08月02日 01時39分17秒 | 「被弾音楽」poem&music
明るい未来が待っていると、イヤホンが歌いかけてくる 楽しい事だけ考えようと、指輪の石が語りかけてくる ありがたい、ありがたいんだその気持ちは 君達のその気遣いが、ありがたいものだと言うことくらい それくらいは僕にだって分かるんだ でもどうしても響かないんだ、胸に風穴が開いたようなんだ 体が僕の物で無いみたいなんだ、ココロが削れていくのが分かるんだ 唯現実を感じられるアナタと居る時以外では、僕は . . . 本文を読む

独り叫ぶ。

2008年08月02日 01時38分44秒 | 「被弾音楽」poem&music
書きたい事を書ける場を!言いたい事を言える場を! 王様の耳はロバの耳!王様の耳はロバの耳! しがない床屋は言いました。穴に向かって、土に向かって。 誰も居ない暗闇へ、言いたい事を言いました。 みんなに伝わる事なんて、まさか思いもしませんでした。 沈黙もごまかしも虚飾も建て前も、全てに疲れたしがない床屋 誰かに聞いてもらう事では無く、誰にも聞かれない事を望んだのは 一筋の理性が、保身が、思いやり . . . 本文を読む

……たちに贈る

2008年08月02日 01時38分20秒 | 「被弾音楽」poem&music
原子よ、粒子よ!波となり、記号と成れ!伝えろ遥か遠くまで、時間が終わるその時まで! 歌え歓喜を、踊れ快楽を、綴れ悲哀を、貫け憤怒を! もう留まる必要など無い、遮る物など存在しない、果てしなく夢幻に翔んで行くがいい! それこそがお前たちの本来の姿、それ故にお前たちは生まれたのだ! ヒトに仕えて幾千年、ヒトより産まれて幾星霜、お前たちは僕に流れ着いた お前たちは僕と共に有り、お前たちは僕と共に育っ . . . 本文を読む

2008年08月02日 01時37分53秒 | 「被弾音楽」poem&music
目を開けた 華が浮かんだ 何の華かと問われれば あれは多分蓮の華 何故浮かんだと問われれば それは多分僕の中 目を開く時にはまだ無かった 目を開けた時にはもう無かった 華は未来の門を抜け、過去の門へと去っていった 僕は現在ある門の向こう、掴めぬ華を探っていた 二度と戻らないあの華を、輪郭だけでも捉えようと こうしている間に薄れ行くのは 華が過去へと遠ざかるからでなく 抗い難い時の力が 僕を . . . 本文を読む

微熱と先入観

2008年08月02日 01時37分30秒 | 「被弾音楽」poem&music
熱くて苦しくて痛かった 体温計は37℃ 数字が休めと告げていた  風邪薬を飲んだ 睡眠薬も飲んだ 寝床に入りCDをかけた 電話が鳴り響き 二回程立てなくて 床を這いながら手に取った  僕を理解せず 僕を労らず 助けて欲しいと君は言った もちろんさ 君の為なら幾らでも身を削ろう  もちろんさ 君の為なら幾らでも嘘を吐こう いつもの僕はそうする事で 君の救いになっているのだろう? 今日の僕にはほん . . . 本文を読む