戯言備忘記録~A target of a licensed tax accountant~

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<ニッポン放送>ポニーキャニオン株、フジに売却も

2005-03-14 12:55:50 | 時事ネタ
先週に引き続きフジサンケイグループ内で色々と画策が進められているようですが、
この揉め合いはどういう結末を迎えるんでしょうね。
法廷闘争に入れば、3月25日の新株予約権の発行には間に合わないでしょうし・・・・。
今上がっているニュースですが、ニッポン放送がポニーキャニオンの株式を
フジテレビに売却するとなると、その売却価額はいくらになるんでしょうね。
安値で売れば株主代表訴訟によって、経営陣は莫大な賠償金を支払わないといけなくなるでしょうしね。
金を生み出す資産を売却するんですから、それ相当の金額での売却が求められますしね。
莫大な負債を作るというのも、下手すると同じような目に遭うでしょうしね。
今のところはライブドア有利というのは間違いないようですね。
あとは株主総会における、委任状集めですね・・・。
現在M&Aコンサルティングがどれだけ株式を所有しているかってのも気になるところです。

以下、毎日新聞より
フジテレビジョンの日枝久会長は14日朝、ニッポン放送がライブドアの傘下に入った場合、
同放送が保有する子会社のポニーキャニオン株をフジに売却することを、フジサンケイグループとして
検討していることを明らかにした。同放送の亀渕昭信社長も「ポニーの価値がなくなってしまうのなら、
今のうちにフジに買ってもらえないか検討している」と述べた。同放送の企業価値を引き下げることで、
買収メリットを失わせる「焦土作戦」の一環だが、ライブドア側の反発は必至だ。
 日枝会長は記者団に「グループとしてクラウンジュエルなどの対抗策をしなければいけないのかなあ、
と話し合っている」と語った。
 クラウンジュエルとは「王冠についている宝石」の意味で、企業にとって大きな価値がある資産を指す
M&A(企業の合併・買収)の用語。これを売却して買収者に対抗する防衛策が焦土作戦の一つとされる。
 ニッポン放送はポニーキャニオンの株式を56%保有。ポニーは04年3月期の売上高が約600億円
で、ニッポン放送本体の2倍。同放送にとってポニー株は重要な資産の一つになっている。
 同放送は、ライブドアに支配権を奪われると、ポニーはフジサンケイグループ各社との取引が中止され
「破たんを免れない」と主張。こうした事態を避けるため、ポニー株をフジに売却する必要も生じると
みている。
 ただ、ニッポン放送の企業価値を引き下げる行為は、株主代表訴訟を起こされるリスクもある。
ライブドアはニッポン放送の役員に対し、ポニー株を売却しないよう求める文書を送っている。
【ニッポン放送株問題取材班】
 ■ことば=焦土作戦
 買収を受けた企業が、買収者にとっての魅力を失わせるための行為。
価値が大きいことから「クラウンジュエル(王冠の宝石)」と呼ばれる買収対象企業の
中核資産・子会社を売却したり、多額の負債を負う方法などがある。軍事用語から転じた。

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