FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

今週のテーマ : リバトリがらみの円買い vs  日銀介入

2011-09-26 06:00:00 | 日記
昨日、久しぶりに娘とスカイプで会話した際、世界金融の話になり面白い事を言っていました。 日本人は適度にタンス貯蓄があるのに何時も不安を抱いている。 これに対して欧米人は貯蓄率が極めて低いのに何時も生活をエンジョイしているように見えると言っていました。

以前の投稿で、ユーロ諸国で自国に対する満足度のアンケートを実施したところ、ギリシャが1位で80%の国民が自国に満足していると言う記事を書かせていただきました。 娘と冗談を言いながらも、ギリシャ国民が長年に渡って積み重さねてきた諸外国からの債務が不履行になりかけても、地中海の爽やかな風を煽りシエスタしながら暢気にふるまっている光景をよく目にしました。 債務不履行になってもこの習慣は続くのだろうか疑問を抱きます。


ギリシャの債務不履行(デフォルト)の可能性 :
ギリシャのデフォルトの可能性が高まった場合、リスク回避の円買い圧力が強まる。 ギリシャの債務問題で懸案材料は、ギリシャに対する80億ユーロの第6弾融資が実行されるのか否か大きな分かれ目になりそうです。 1100億ユーロの資金手当てが必要であり、その中の80億ユーロが近々期日を向かえるわけですが、緊縮財政案が通過出来るのか。 何時までも諸外国にお世話になるのでは無く、そろそろシエスタも止めて勤勉になっていただきたいところです。

日銀の円売り介入の可能性 :
ドル・円は9月中間期末決算に向けた本邦機関投資家によるリパトリ絡みの円買いで75円台に下落する可能性が高い。
 ドル・円の75円台では、変動相場制移行後の最安値ということで、75円50銭、75円00銭に大口のオプション・トリガーが断続的に控えており、円高トレンドが加速する可能性が高い。

野田首相は、財務相時代に3回(2010年9月、2011年3月/8月)の円売り介入を実施しており、円高がデフレ及び空洞化の最大の要因であると述べている。 今回の日米首脳会談では、野田首相がオバマ米大統領とのトップ会談で円売り介入の了解を得たのではないか、との憶測が流れており、今後の円高局面で確認することになる。 日銀による円売り介入は、9月中間期末決算の為替相場を円安に押し上げる、という意味合いもある。

今週のテーマ <リバトリがらみの円買い> vs <日銀介入> と言ったところでしょうか。

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