三九ラーメン

来々軒を紹介したのでこちらも再度御紹介します。
言わずと知れた熊本ラーメンのルーツのお店です。

久留米で杉野さんから「三九」の営業権を譲り受けた御主人
はそのラーメンを創意工夫しながら久留米のお店を三軒にし
ました。諸事情により玉名に移り「三九」という屋台を始め
られました。そこへラーメンを食べに来た三人が感動して

こむらさき　山中安敏氏
味千　　　　劉孝治　氏
松葉軒　　　木村一　氏

ラーメン作りを教わりニンニクという新しい食材を使った、
熊本独自のラーメンが出来ていくのです。



現在は佐賀市の中心部、玉屋デパートのすぐそばで現役で
ラーメン作っておられます。さすがにお年で(78歳)最近は
臨時休業が多かったのですが娘さんが手伝いを始められて
いつでも熊本ラーメンのルーツが堪能出来ます。



ウコンを混ぜたという扁平麺で黄色い麺です。プリッとし
た食感で旨味のあるスープとよく合います。





仲の良い御夫婦。



神様の手！卓上に置いてある泡盛に唐辛子を漬け込んだもの
の説明をわざわざしてくださった。



器用な方でピカピカのカウンターはカシューを自分で塗った
ものだとか。



それでは久留米にあった他の二店の現在はと言うと・・



こちらが支店です。残念ながらお店に伺った一月位後に
健康上の理由で閉店し、別のお店になっています。





もう一軒は・・



コチラです。御主人は「四ヶ所製麺」という製麺所も経営
しておられます。四ヶ所・・そうです！コチラは佐賀の御
主人の甥っ子さんにあたる方なのです。





ドンブリも一緒なのですがレシピと言うかラーメンも似て
ますね！丼に店名が入っているとスープを飲み干して写真
を撮るのを原則^^としてますがこういうものを書くとお腹
一杯になっても写しといてよかったって思いますね。

さて偶然もう一軒「三九」を鳥栖で見つけたのです。
夜しか営業しておらず中々行けなかったお店ですが・・。



店内に入り御主人にお話を聞くと・・
先代が三九の親父さんにラーメン作りを教えてもらったとの
事！しかも麺は久留米の四ヶ所製麺製とのこと！



偶然見つけたお店ですが三九の系譜が見えて面白かったです。

四ヶ所の親父さんはタダでラーメン作りを皆に教えたばかりか
ラーメンの出前に使う輪ゴムのついた通称デリカバーも御主人
の考案で特許もなにもとらず今では当たり前の様に使われてい
ます。ましてやタダで教えた「味千ラーメン」は熊本を代表す
るお店になり海外進出もしているお店です。

今でも現役で美味いラーメンを作り続けておられる親父さんに
少しでも長く現役生活を送って欲しいと願うばかりです。