フィジー戦の5分弱のロスタイム。
試合を切れない日本は、当然のことながら回して回して。
フィジーのディフェンスに当たっては止められを何度も繰り返した。
その戦い振りが現地では好評らしい。
判官贔屓なんじゃないの?
今も昔も、隙の無いディフェンスに対して、
リズムを変えたり、パスの相手を変えたり、
一発では倒れないアタックでボールを自在に回して
綻びを作らせて、そこを突かないと点は取れない。
日本を相手にするチームは、
スピードだけに気をつけていれば良い。
穴をこじ開けたり、ブラインドを突破できるパワーが無い上に、
キレイなアタックライン通りにパスを回すために、ディフェンスがし易い。
「捕まる前にパス」と言うパターンばかりだから、
フィニッシャーさえマークしておけば良い。
CTBもポイントを作れるだけのパワーが無いし、
FWは離合集散のスピードが、より体重の重い相手国よりも遅い。
これでは、球出しがスムーズに行かないし、
攻撃しているときのフォローが出来ない。
フィジー戦のように攻撃がザルでターンオーバーが狙え、
尚且つ成功したからトライが奪えたようなものの、
オーストラリアやウェールズのように、
ウェイトがあって、尚且つスピードのある集団にがっちり守られて、
低いタックルを一蹴するようなフォローとパスを繰り返されていれば、
下がるしかない15人は、前半だけであごが上がってしまう。
彼らを止めるのは現段階では不可能。
ジャパンの攻撃を止められない様にしなくてはいけないのだが、
それもかなり困難。
ただ、現実味があるのは後者。
ジャパンもそこに力を入れているのだが、どうも結実していない。
フィニッシャーにパスを回す前に、いかに前に出るか?
これを考えると、方法が見当たらないだけに、
次のW杯でも決勝トーナメント進出は難しいだろうね。
最後のカナダ戦、何とか端緒だけでも見つけられる試合が出来ると良いね。