ミラクルなる日々 とジンセイプロ

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お薦め映画@邦画  『父と暮らせば』

2007-11-29 21:37:26 | 映画
この映画 是非観て欲しい。
「父と暮らせば」

広島原爆で生き残った娘    宮沢りえ
その父               原田芳雄
原爆資料を収集する男      浅野忠信


原爆から3年
生き残ったコトに罪悪感を抱きながら生き延びてきた娘「美津江」  観ていて苦しいほどの罪悪感。

原田芳雄が演じる父竹造が語る「広島の一寸法師」胸が苦しくなります。
広島原爆の温度12000℃ 太陽の表面温度が6000℃、
あの日 広島上空800mに2個分の太陽が1~2秒間現れた
人も建物も犬も猫も魚もなんもかんも 全部溶かした。
瞬間的に瓦の表面が溶け爆風によって同じ方向に棘のように吹き飛ばされ瞬時に固まった、まるで剣山のような「原爆瓦」
現実に残された物。

宮沢りえが演じる「美津江」の台詞
あの日の広島では死ぬんが自然で生き残ったのは不自然なんよ
だけん私は生きとったらいけんのよ。
幸せになったらいけんのよ。
そう思わなければいけなかった時代、現実。

お願いします。
もしビデオ屋でこの映画を見かけたら、貸し出し中で無かったら、迷わず手にとってください。そして、少しでも時間があったら是非この映画を観てください。
わずか57年前にあった現実です。


宮沢りえが女優を辞めたくなったと後に語ったほどに難しい役を、原田芳雄がサスガの演技を、浅野忠信が存在感を フィルムに焼き付けてます。


原作は井上ひさし氏 だから全体通して決して暗く重い映画ではないのです。
おとったん竹造は実に明るく愛情深く娘に語りかけます。 
父親の愛と広島の原爆という重い重い十字架を背負わされて生きていくしかない娘。その姿を見てください。


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