昭恵さんは公人?私人? 講演に政府職員同行
毎日新聞2017年3月3日 20時38分(最終更新 3月3日 22時59分)
安倍晋三首相の妻の昭恵さんは公人か、私人か。大阪市の学校法人「森友学園」の国有地取得問題を巡る国会論戦がこんなテーマに波及している。政府は「私人」とするが、3日の参院予算委員会では2015年9月5日に学園運営の幼稚園で昭恵さんが講演した際、サポート役の政府職員が同行していたことが判明。野党は「『公務』だ」と指摘した。 職員同行に関し土生栄二内閣審議官は3日の衆院国土交通委員会で当初は「土曜日で勤務時間外。職員の私的活動で答弁は控える」と答えたが、最終的に同行を認めた。社民党の福島瑞穂氏はその後の参院予算委で「なぜ私人に公務員が同行するのか」と追及。野上浩太郎官房副長官は「首相夫人による首相の公務遂行を補助するための活動のスケジュール調整や、連絡調整のサポート」と答弁し、菅義偉官房長官は記者会見で「職員の旅費は夫人が私費で支出した」と説明した。
野党が昭恵さんの立場をただすのは、学園が開設予定の小学校の「名誉校長」に一時就いていたからだ。民進党の榛葉賀津也参院国対委員長は会見で「夫人は明らかに公人。名誉校長をなぜ引き受け、どんな経緯で講演したかを説明する責任がある」と指摘した。1日の予算委でも野党が両者の関係を追及し、首相が「妻は私人だ。犯罪者扱いは極めて不愉快だ」と怒りをにじませる場面があった。
政府によるとサポート役は常勤2人、非常勤3人の計5人。2006年以降、首相夫人に非常勤職員1人が配置され、第2次安倍内閣発足後に拡充された。首相の出張に同行する際は旅費法に基づき交通費が支払われ、第1次安倍内閣からの合計で計約145万円が支払われている。日当は第2次安倍内閣発足後辞退している。【光田宗義】
ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20170304/k00/00m/010/114000c#csidx0d90e5f283c606f8ca56a2c23955e22
Copyright 毎日新聞
馬鹿げた議論だww こんなことで国の税金が一日3億円弱が無駄に費消されているww
昭恵婦人の行動が公務か否かという卑小な論議が国会で繰り広げられている。
単純に考えれば、国の税金が使われているかどうかで判断すればいいだろう。
昭恵婦人の存在は首相の仕事に同行してそのお手伝いをする・・・ことにある。いわゆるファーストレディというやつだ。
ファーストレディ発祥の地米国においてその地位はどうだろう。
先般の首相訪米に帯同した昭恵夫人のお世話をしなかったとしてメラニア夫人は大バッシングを受けた。それは逆に言えばメラニア夫人の立場は昭恵夫人を案内するというファーストレディの役目はあったものの束縛はされていないということだろう・・・つまり彼女の立場は公務ではない。私人の立場であったことに他ならない。
ファーストレディは選挙で選ばれるものではなく公務員でもないため、給与を全く受け取っていない。それにも関わらず、ファーストレディは合衆国政府の中で非常に注目度の高い地位となっている。ファーストレディの影響力は225年の歴史を経て次第に強くなっていった。何よりもまず、ホワイトハウスのホステスである。彼女は大統領に同伴して、または大統領の代理として公式行事に参加する。
報酬も受け取らず、公務員でもないにもかかわらず、大統領の代理として公式行事に参加する私人なわけだ。
米国のファーストレディに倣った首相夫人の行為もまた、首相の代理という公務を帯びていたとしてもそれは一私人に過ぎない。おつきの人が昭恵夫人に付添っていたとしても付添った公務員はそれがお仕事なんだろうが、首相夫人の公務員でもないのに公務であろうはずが無い。