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≪「こんにゃく入りゼリー」子供死亡事故≫ 1995年11月1日タイムカプセル 過去の出来事!

2005年11月01日 | 過去の出来事!
10年前の今日、1995年 11月1日の出来事!
一口サイズのこんにゃくゼリーを子供がのどに詰らせる事故が相次ぎ、2人が死亡していることが国民生活センターの調査で判明する。

この年、「こんにゃく入りゼリー」の死亡事故は、新潟県と大阪府からの計2件報告された。
その後、95・96・97年の3年間で、死亡事故8件、重症6件、大事に至らなかった事故19件が明らかになる。
被害者は、乳幼児、高齢者等で、こんにゃく入りゼリー特有の硬さや弾力性が、咀嚼(そしゃく)や嚥下(えんか)の動作が未熟な乳幼児や、衰えがみられる高齢者、病弱者には、大きな負担となり、事故に結びついていると考えられている。
 国民生活センターでは、一口サイズのこんにゃく入りゼリーについて関係業界に事故を防ぐための対策として、
●乳幼児が食べても安全なものにするため、口腔内で簡単につぶせる程度に柔かくするなど、製品の抜本的な対策を実施すること。
●大人向けに、今のまま製品を販売するのであれば「乳幼児には与えてはいけない」旨の警告表示をすること。

以上の2点を96年8月に要望した。
製造中止の声も聞かれるが、その後もこの様な事故は毎年多数発生している。
日本国内だけでなく、海外でも幼児死亡の報告が多数ある。
アメリカでは、2000・2001年にカリフォルニア州でこんにゃくゼリーを食べた子供が窒息死する事故が発生し、FDA(アメリカ連邦食品医薬局)がこんにゃくゼリーの輸入禁止措置をとった。
 国民生活センターは、従来の「こんにゃく入りゼリー」と比べ柔らかく弾力性も小さい商品であっても、かまないでも自然に形が崩れるようなもの以外は、乳幼児には与えない方が賢明であり、「乳幼児には与えてはいけない」
旨の警告表示が必要であると示した。


こんにゃくゼリーで、死亡ゼロ!
皮肉にもこんなイベントが先月滋賀県で催された。
それは『秋の全国交通安全運動:事故も脂肪もなくそう こんにゃくで死亡ゼロ作戦』
こんにゃくのダイエット効果と「死亡事故ゼロ」の語呂合わせで考案したもので、今年で4年目。
県道を通るドライバーに約2500個のこんにゃくゼリーを手渡した。
こんにゃくゼリーを食べる時も、十分気をつけてもらいたいものだ。

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