リンクモーションにより静翼の角度が可変出来るタイプの軸流タービン設計となります。
タービンをなるべく安価にするためには可変静翼機構はないほうが良いのですが、運転時の効率と制御のし易さを考えると自分は可変静翼をなるべく採用しています。
可変静翼制御もリアルタイムな制御が必要なく、長期での変動ならばこの事例のように手動可変でもよいのですが、制御にリアルタイム性を求められる場合は電動サーボによる可変が必要となります。
タービンでなく多段軸流コンプレッサーなどは運転時流量変化によるサージングの問題を防ぐ為に上流側段に可変静翼を入れる場合もあります。
静翼を可変することは良いことのほうが多いので、自分としては少し高くなっても積極的に可変化するべきではないかと思っています。