流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

最近3ヵ年でのフランシス水車設計例 その5 落差35.4m、流量0.7m3秒、水車出力219kw

2017年10月16日 | 未来製品設計

最近3ヵ年でのフランシス水車の設計例として18ケースありますが、その5 番目の事例である落差35.4m、流量0.7m3秒、水車出力219kwの横軸渦巻きフランシス水車の外形図です。

この事例では、フランシス水車ランナ(回転する羽根)は中比速度の高比速度よりの設計となっています。

水車設計点効率は90%以上で水車出力219kwとなり、発電機の効率から発電出力は200KW未満として再生可能エネルギー買取制度の200kw未満水力発電所として認可されることでKWH買取金額が34円と高くなり、20年間にわたって充分な利益を得る水力発電所用の水車設計事例です。

このくらいの出力の水力発電所は買い取り制度によって大変に儲かる投資対象になり得るので、現在はこのような民間が事業主体となって水力発電所を建設するブーム的なものが出てきています。

よって最近の弊社は水力発電所用の水車(水力タービン)の設計が多くなっています。

<今日の流れ>

今週は来客予定が無く、設計や書類作成作業に集中出来る週となっています。

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