S.E裏千家茶道教室 お茶のひと時

つれづれなるままにパソコンに向かいて
心にうつりゆく茶道教室の話題を書きつくれば。。。。

百人一首、春の歌

2017-03-02 14:05:34 | 紅茶、茶道&マナ-のお話

「春なれば名もなき山のうす霞」・・・・・芭蕉

早や弥生3月を迎えた。

異名、弥生は草木が「いや生い茂る」・・・という言葉」からきている。

キムヨンナム氏暗殺事件、森友学園問題、世の中は本当に色々な事件が発生し、特別何をしなくてもそんな事に気を取られ、日々が過ぎ去っている。

先月に続き、百人一首を紹介します。

①君がため、春の野に出でて若菜つむ、わがころも手に雪はふりつつ・・・・光孝天皇

----古今和歌集 春の上----

 (訳)あなたの為に春の野に出て*若菜を摘んでいる私の着物の袖に雪がしきりに降っている。

*若菜・・・せり、つくし、よめななどの春早い頃出る若草の内で食用になるもの。

 

②人はいさ心も知らずふるさとは、花ぞむかしの香に匂ひける・・・・・紀の貫之

-----古今和歌集 春の上-----

(訳)人の心はどうであろうか、それはわからない。しかし故郷のように懐かしく思っているこの庭の梅の花は、やはり昔に変わらぬにおいを放って美しくさいている。

  *いさ・・・どうであろうか

 その他3月にふさわしい歌があれば紹介してくださいね。