「Heroes of Might and Magic II 」のローランドキャンペーン・シナリオ6「守りし者」をプレイしました。
シナリオ6・「守りし者」
アーチバルドの同盟者による攻撃に苦しむノーラストンのソーサレスギルドが、ローランドに救援を求めてきた。ノーラストンを守りきった上で敵の城を全て攻略すれば君の勝利だ。それ以外は負けとなる。
ソーサレスを守るのだ!
(ヒント:海に浮かぶ島にも敵の城が1つある)
プレイ開始前に、「分身」、「アースエレメンタルの召喚」、「リザレクール」の各呪文から1つを選択します。どれを選んでもあまり難易度は変わらない気がしますが、私は守備的な人なので「リザレクール」を選びます。でもゲーム中はこれの存在を忘れていて、ほとんど使わなかったんですけどね。
まずはソーサレスギルドからメッセージが送られてきます。
「あなたがいらしたことを神に感謝します! いま私たちは、北と海の2方向から2つの敵に包囲されています。どうか私たちをお救いください。あなただけがたよりなのです」
こちらの勇者は、1レベルのソーサレスと、4レベルのナイト・ロードハルトンの2人組みです。ハルトンは20人のスカウトと、5体のジンを従え、さらに魔力と知識が増えるホワイトパールと、毎ターン黄金750が手に入るミラクルゴールドバッグを持っています。戦闘力という意味では、アーチバルドキャンペーンシナリオ6で登場したコーラゴンの方が強そうですね。
こちらの本拠地は、マップ西部にあるノーラストン(画面上の表示は“ノラストン”なのですが)。ノーラストンにはソーサレスの城があり、ノーラストンからやや東にいったところに城の建っていないソーサレスの町があります。北へは街道が延び、南には海が広がっています。
2人の勇者で周囲を探索しますが、城や町の周囲が沼地なので、あまり長距離を移動することができなくて大変です。計画的に移動しないと、ロスが大きくなりそうです。
開始4日目に「悪名高いネクロマンサーのウィルムを北東で見た」という報告が斥候から入ります。なんとなく強そうなキャラだけど現段階では気にしても仕方なさそうだと思いきや、翌日に早くも北方からウィルムが来襲してきました。赤の軍勢です。レベルは高そうでしたが軍勢は大したことは無く(スケルトンとゾンビが少々)、丁度近くにいたハルトンで迎撃。逃がすことなく倒し、ブラックパールと死のペンダントを奪い取ります。
そうこうしているうちに、今度は海を越えて緑のバーバリアン軍が来襲してきました。城を落とされたとしても、中立のドワーフを加えて軍勢を増した勇者を戻せばすぐに取り返せる思っていたのですが、このシナリオではノーラストンを落とされたら負けだということに気が付いていなかったので、あっさりゲームオーバーとなってしまいました。間抜けだ……。
少し戻ったセーブデータから再スタート。ドワーフを率いている勇者はやっぱり間に合わなかったものの、ノーラストンで3人目の勇者を雇用したのが効いたのか、今回敵はノーラストンを攻めずに周囲の探索を始めました。そうなればしめたもので、ドワーフ軍をフル回転させ、都合2人やってきた緑の勇者を撃退することに成功します。
休む間もなく、北の方から赤の勇者が立て続けに来襲。軍勢自体は大したものではないのでジンを擁するハルトン軍で蹴散らせるのですが、とにかく人数が多くて多くて……。ハルトンは1人でそれらの迎撃に追われてちょっと余裕がありません。
仕方がないので、海の方から侵攻を開始することにします。敵の勇者が置いていった船が2隻ありますので、新人勇者で海上の資源を回収し、ドワーフを率いた勇者で敵の城をめざすことにします。
ノーラストンから南に少し行った洋上に、「マゼランの地図」という船着場があったので、そこで1000ゴールドで海図を購入してみたところ、マップ上の海部分が全てクリアになりました。その結果、このマップにおいて陸地は北西部の3分の1程度で、残りは海と島々で占められていることがわかりました。今まで沼地による狭い移動範囲と敵の襲撃による対処とで行動範囲を狭い地域に限定されていたため、このシナリオはかなり時間がかかりそうだと思っていたのですが、陸地が狭いということで、案外早く勝負をつけることができそうな気になってきました。
事前情報で島のどこかに城があるということはわかっているので、それっぽそうな島にドワーフ軍で突撃します。こちらの弾道学スキルが低いために壁を破るのに手間取ってしまいましたが、敵の魔法攻撃がしょぼいこともあって無事にバーバリアンの城を落とすことに成功しました。他にも外に出ていた緑の勇者がいたようですが、結局城の奪還には及ばず、1週間後に緑プレイヤーは敗北です。
ノーラストンへの攻撃には、赤の勇者に加えて黄色の勇者も混じるようになってきました。こちらは相変わらずの防戦一方。黄色はナイト使いのようで、ユニットが硬くて嫌になってきます。
そこでほぼフリーなドワーフ軍にバーバリアンの軍勢を加えて、船で一気に北上して、陸地の東の方から攻めることにします。まずは陸地の東の端にあった、黄色のウィザードの城を攻撃。ここは開発もあまり進んでおらず、割と簡単に落とすことができました。おそらく本拠地ではなく、最初は中立の町だったところでしょうね。
ウィザードの城から海岸沿いに南下して、赤のネクロマンサーの城を発見。ネクロマンサーなので、ここが赤の本拠地でしょう。実はこちらの領地のすぐちかくで、この位置関係がわかっていれば、ハルトンで早々に攻めていくという手もあったかもしれません。バーバリアンの城、ウィザードの城と連戦続きのドワーフ軍。ドワーフやオーガがやたら混乱しまくったこともあり、こちらの被害もかなり大きかったのですが、どうにかこうにかネクロマンサーの城の攻略に成功。でも主力が大ダメージを喰らってしまったので、ここから進軍のスピードがちょっと遅くなってしまいそうです。
その間にもノーラストンは黄色と赤の波状攻撃を喰らっているのですが、フェニックスを生産できるようになって、ようやく余裕が出てきた感じです。フェニックスを中心としたソーサレス軍でノーラストンの北部にあった赤のウォーロックの町を攻撃。ここは城も建っておらず、軍勢もスケルトンが僅かに6体。あっさりと落として赤プレイヤーが全滅し、これで残るは黄色のみです。
ここまでくると戦力差は明らかです。普段はナメてかかるソードマンやスパイクマンも20体くらい集まると硬くて厄介なのですが、なんぼなんでも多勢に無勢。敵の魔法が弱いのを良いことに「ブラインド」とかの渋めの魔法も決めつつ、無事に黄色のナイトの城の陥落に成功。洋上に逃げ出した黄色の勇者を追いかけるのは面倒なので放置しましたが、1週間後にシナリオクリアと相成りました。
かかった日数は49日。通算では283日。あちらこちら多方面で忙しいシナリオは、体感日数よりも実日数が少なくて、クリア後にちょっとびっくりしてしまいます。
序盤はじりじりと我慢を強いられる展開だったのですが、海に出てからはさくさくと進行することができました。海が大きいのでマップサイズほどのスケール感は感じませんでしたが、守りと攻めのバランスが良く、楽しめたシナリオでしたね。
このシナリオをクリアしたことで、ソーサレスギルドとの同盟が結ばれました。以降のシナリオで、初めからレベルの高いソーサレスを雇うことができるようになります。
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