「Heroes of Might and Magic II」のアーチバルドキャンペーン・シナリオ9「王冠という名の誇り」をプレイしました。
シナリオ9「王冠という名の誇り」
ローランドとの最後の戦いを前にして、アーチバルドが王冠を必要としている。最優先任務だ、ローランド側の勇者よりも先に、王冠を見つけ出すのだ!
ローランドとの最終決戦を前に、ここで最後の分岐です。シナリオ9で王冠を探すか、それともシナリオ10で多くの軍勢を集めるか。いずれを選んでも、最終のシナリオ11で何らかのプラスになる行為のようです。
プレイ前の感覚ではアイテム入手よりは軍勢が増える方が嬉しいと思うのですが、このシナリオで入手できる王冠はさすがに攻撃+2とかそんなレベルではなく、もっとものすごい効果が付加されているんでしょうね。どんな効果があるのかはまだわかりませんが、いずれにしろ、どちらのルートでシナリオ11に突入するかは両方プレイした後でということになりますかね。
プレイ前に、おなじみになったネクロマンサー、ウォーロック、バーバリアンから一つを選択します。今回はサイクロプスを運用するために、バーバリアンを選択することにします。これまでバーバリアンで何度かプレイしたことはあるのですが、サイクロプスを戦力としてそろえる段階までたどり着けませんでしたからね。今回まとにプレイできれば、一応一通りは試したということになりそうです。
「HoMM II」のほとんどのシナリオは、敵を全滅させることが勝利条件になっています。しかし中には、変わった勝利条件が付いているシナリオもあります。この「王冠という名の誇り」は、相手を全滅させることではなく、相手よりも先にマップの中に隠されている王冠を見つけ出すということが勝利条件になっています。
これまでのキャンペーンシナリオではオミットされていましたが、ほとんどのスタンダードシナリオにはオベリスクと言う謎の塔がマップ中に点在しています。オベリスクは秘宝の隠し場所のヒントになっていて、訪れると秘宝の位置を指し示す地図の断片的な情報が得られます。そして全てのオベリスクを訪れれば、秘宝の正確な位置がわかると言う寸法です。
オベリスクの秘宝は、マップ上に目に見える形で置かれている秘宝よりもはるかに強力なものになっています。
スタート地点はマップの南東部。勇者2人で周囲の探索を開始します。オベリスクもたくさん立っていますが、1本のオベリスクが持つ情報量は僅かですし、それがどこを示しているのかというマップ全体の知識もないので、序盤では場所の見当は全然付きません。
マップ上で行く手を遮っている中立の軍勢は結構人数が多い集団が多く、序盤ではあまり奥の方まで探索することはできません。仕方がないので勇者を一人増やして、一人は船で海に出ることにしました。とりあえず、西へ。
そうこうしているうちに、同じく王冠を探しているローランド配下の青の勇者と遭遇。しかし向こうの方が兵力が多いにも関わらず、こちらを無視してまたいずことなく去っていきました。シナリオの目的が王冠の探索なので、積極的に戦闘を仕掛けないようになっているんでしょうかね。まあ、こちらとして助かりましたし、青の勇者が中立の軍勢を倒してくれたおかげで、これまで行けなかったところにも行けるようになったりするわですが。
海へ出た勇者は適宜上陸しながら探索&資源回収。船に乗り降りするとそれだけでその日の行動が終わってしまいますので、なるべく効率よく動かさなくてはなりません。
南西の端でドラゴンの一団を発見したので、グリーンドラゴン6体を仲間に引き入れます。一気に6体とはゴーギな話です。このドラゴンに限らないのですが、このシナリオでは中立の軍勢が仲間になる場合、かなり多くの人数が一気に加わる場合が多いです。
ドラゴンを率いた勇者はマップの端を北上して、マップ西部にある青のソーサレスの城を落とし、そこからさらに北上してもう一つのウィザードの城も落とします。やっぱりドラゴン強いっす。魔法が弱いことと、ドラゴンの強さに頼って戦い方が荒くなったために、グリーンドラゴンを1体失ったのは反省点ですけれどね。
一方で、陸上部隊の探索はあまり芳しくありません。いかんせん、中立の軍勢が結構強いのです。青軍団が通った跡は通行できるのですが、中立の軍勢に行く手を阻まれているマップ中央部はほぼ未着手。敵の通った跡なので、あんまり資源も落ちていませんしね。
それでもオベリスクを回ることで、ピンポイントの位置ではなくても大体の位置を把握することはできました。とりあえず近くにいたドラゴンの勇者を現地に向わせたところ、すでにその近くには青の勇者3人がうろついていました。しかも辺りには、秘宝を探すために地面を掘り返した跡が幾つか。その様子はまるで、PCエンジンで出ていたゲーム「ドラえもん 迷宮大作戦」のようです。
とはいえ正確な位置はわからなかったので、それっぽそうな位置へ移動。次のターンに掘り返し(秘宝を探すには丸々1ターンかかるので、前のターンに掘り返したい場所に移動し、次のターンの行動力を全部使って掘り返す必要があります)てみたのですが、空振り。そうこうしている間に、敵が王冠を探し当ててしまい、敗北となってしまいました。
で、負けは負けなのですが、要するに探した場所が悪かったわけですから、少し前のセーブデータからやり直して、さっきとは別な場所を掘ってみます。2回目も空振りで敗北したのですが、3回目にとある位置に立つと、今までこちらを無視し続けていた青の勇者が襲い掛かってくるではないですか。
ここで襲ってくると言うことは、この場所がビンゴなんだろうなぁ。周囲にいた3人の青の勇者が立て続けに襲ってきましたが、ドラゴンの威力を最大限に発揮して(っていうか、ドラゴン以外のユニットは最初の戦闘で全滅したのですが)撃退。無事、全ての基本技能が+4となる強力アイテム「アルティメットクラウン」を入手して、シナリオクリアとなりました。
えーと、こんな勝ち方でいいのかな?
かかった日数は45日。通算では429日。内容が内容ですので、あまりかかりませんでしたね。敵が王冠を発見するまでの日数が事実上の制限時間となりますので、のんびりとプレイすることができないのが残念でした。
クリアした時点ではマップの半分くらいしか明らかになっていませんでしたので、一応クリアしたセーブデータを作ってから、王冠を掘り起こさずにマップ上を探索しまくりました。青の勇者の残存部隊もそれなりにいましたが、こと戦闘面に関してはあまり歯ごたえはありませんでしたね。
あと、地形が人工的な点が好みではありませんでした。まあ、これは本質的な問題点ではありませんけどね。
このシナリオは、秘宝が隠されている場所さえわかれば、そこに行って1ターン敵の攻撃をしのげば勝ちになります。闇雲に地面を掘り返してもなかなか秘宝はできませんが、おおまかな位置さえ判明すれば、私がやったようにセーブ&ロードを繰り返して総当り的に試している内にいずれは当たります。
これをフェアとするかアンフェアとするかは個人の価値観に依るでしょう。多様な楽しみ方ができるのが「Might and Magic」の特徴ですけど、本来はサブクエストである秘宝の発見をメインに持ってきたことで面白くなったかと言えば、必ずしもそうではなかったと思います。まあ長いキャンペーンの中で、一つか二つはトリッキーなシナリオが混ざるというのはいいと思いますけどね。
気になったのは、「王冠の位置はプレイするたびに変わるのだろうか?」ということです。もし不変だとしたら、さっさと王冠が埋まっているポイントに行って掘り返せばすぐ終わるかもしれません。またプレイするのが面倒くさいので今は試しませんが、後で時間があったらやってみようっと。
すっかり印象が薄くなってしまってしまったのですが、一応副次的な目的だった、サイクロプスの運用について。結論としては、サイクロプスはかなり使い勝手の良いユニットだと思います。コストや能力を考えればフェニックスと比較するのが妥当だと思いますが、フェニックスよりも安くてタフな上、バーバリアンにはウォートロルという頑丈な長距離攻撃ユニットもいますので、安心して目一杯闘わせることができそうです。単純な強い/弱い、コストパフォーマンスの良し/悪しだけでなく、同じ城で雇用できる他のユニットとの相性も良さそうです。
もう一つの分岐先であるシナリオ10をプレイしてから最終シナリオ11に挑戦する予定なのですが、好奇心に負けて、シナリオ11の初めの部分だけをちょっとだけ触ってみました。
遂にアーチバルド自らが参戦!
マップでかい(XL相当)!
最初からそれなりのレベルの勇者が4人!
それなりに開発されている城が3つ(サイクロプスやボーンドラゴン、グリーンドラゴンまで生産可)!
しかも敵の勇者がすぐ近くををうろちょろしてる!
……これは本気になってプレイしないと、なかなか大変そうな感じです。平日の夜にプレイするのはしんどそうなので、この土日で終わらせることができればいいんですけどね。
今回の教訓
・サイクロプスは使えるよ。
・グリーンドラゴンは行動が遅い。
・ジャイアントは使いにくい。
・ジャイアントを作るくらいなら、さっさとタイタンにグレードアップした方が良い。
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