Independence

　「HoMM III」のキャンペーン・「Seeds of Discontent」のシナリオ3「Independence」をプレイしました。

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Independence
We have come far very quickly. Armies from Erathia and AvLee have arrived to 'restore order.' This jeopardizes our quest for independence, and such hostile elements could ignite a larger war. It is our duty to establish Welnin as the capitol of the Contested Lands and the drive rule of Erathia and AvLee from this territory. If we do not, we will lose all we have fought for and two great nations of the Timber Wars. Today we declare our independence from the nation of Erathia and AvLee.

To win, you must build a Capitol in the town of Wlnin. Only then will the Contested Lands be free!

　マップサイズはM、難易度はNormal 、カラーはTealで、敵勢力はRed とBlue の2つです。
　シナリオ開始前に、12 wood か、3 Dendroid Soldiers か、6 Dendroid Guards かを選択します。あんまり重要そうな選択とは思えないのですが、今回は6 Dendroid Guards にしておきますか。

　冒頭、以下のメッセージが届きます。

You must build Welnin, but the sawmills in the area have been sabotaged, and 'timber poachers' have started to appear.

　ここまでは独立に向けて上手く事を進めることができていたのですが、とうとうErathia とAvLee の本格的な武力介入が始まりました。こうなると、大規模な戦争は免れないかもしれません。
　このシナリオでは、Welnin にCapitol を建設しなくてはなりません。しかしこの地域の製材所が破壊されてしまったために、いきなりWood が-20されて0からのスタートとなります。Capitol の建設にWood は必要ないけれど、Capitol の前身であるCity Hall を建てるために必要な建物（Blacksmith 、Marketplace 、Mage Guild Level 1）にはWood が必要なんですよね。それ以外にもCreature を雇用する施設の建設にもWood は必要ですし、特に序盤はWood がないと開発がままならなくなってしまうのです。ああ、大変だ。

　こちらの本拠地はWelnin 。前回建設したSpirit Guardian のボーナスがあるというのが助かります。周辺の地形は「The Road Home」とほぼ同じみたいなので、前回の知識を活かせそうなのですが、Welnin の位置がマップ中央に移動しているので、マップ南部/東部は未知の地域です。北西部も、前回そんなに探索していませんでしたしね。
　今回はWelnin でもCreature を雇えるのですが、そのための施設を建設するのにもWood が必要なので、資源のない序盤はCreature を雇うことができません。しかも毎日毎日、反乱軍に襲われて、Wood とGold とを減らされてしまうのです。ああ、つらい……。
　仕方がないので街の四方を塞いでいるBattle Dwarf を倒して、外に出稼ぎに出ます。まずは、数が少なそうだった西のBattle Dwarf を倒して、西部に進出。南西隅にRed の本拠地があるっぽいのですが、いかんせんこちらの軍勢が貧弱なので、まだ事を構えるのは怖いです。幸い、Garrison の向こう側からでてこない雰囲気なので、しばらくは放置することにしましょう。

　主力部隊はRed を迂回して北方へ。すると北東からBlue のHero がやってきます。Red ほど強くはなさそうなので、主力部隊でこれを撃退。Welnin を中心に、南西にRed 、北東にBlue という布陣になっているんですかね。
　主力はそのまま北東へ。あんまり本格的に侵攻するつもりもなかったのですが、Blue のGarrison が無人だったので、そのまま奥へと入っていきます。そこにはBlue のRampart があり、守備隊もあまりいなかったのでそのまま攻略。すぐにBlue の主力Hero が取り返しにやってきたのですが、街に残っていた部隊を総雇用して強化された主力部隊の敵ではなく、Blue は滅亡します。
　北東のRampart はそれなりに施設が建設されているので、待望のCreature の雇用をすることができます。これまで全然使い道がなかったので、Gold もかなり余っていますしね。

　しかし主力が留守にしている間に、Welnin にRed のHero が迫ってきます。残存部隊ではちょっと手に負えない感じなので、ここは一旦無血開城に踏み切ることにします。まあ北東のRampart があるから問題ないかとも思ったのですが、実はそう簡単な話でもなかったのです。このシナリオでは敵によって毎日3500 Gold を奪い取られていくのですが、前のシナリオでWelnin に建てたSpilit Guardian の力で毎日5000Gold がプラスされるので、一応黒字にはなっていました。でもWelnin を奪われるとその収入が無くなり、赤字になってしまうのです。なので、ストーリー上重要な街であるという以上に、Welnin はゲーム上も他の街よりも重要なわけですね。
　-3500Gold というのは大きく、北東のRampart で軍勢を集めている段階でGold が0になってしまったのですが、Welnin を奪還するため、主力部隊を北東から中央に進軍させます。Welnin 周辺にいたのも敵の主力だと思うのですが、北東のRampart でSilver Pegasus などを雇用できたのが大きく、なんとか勝利を収めてWelnin を奪還します。Wood が無くて建設できなかった建物を幾つか建ててくれていたのがラッキーでした。これでElf やPegasus を雇うことができます。

　Red 軍はどうやら南東の隅でウロウロしているみたいなので、一気に南西のRed の本拠地を襲います。Hero も軍勢も殆どおらず、特に問題なくRed のCastle を手中に収めることに成功します。
　このCastle のありがたいところは、Marketplace があるところですね。これまでもGold やWood 以外の資源は結構あったのですが、Marketplace が無かったので一時的にでもWood を融通することができなかったんですよね。でもこれからは必要に応じてやりくりすることができます。
　Red がたむろしている南東は未探索なのでどうなっているのかよくわからないので、主力部隊で探索に出かけます。雑魚Hero は適当にスルーして隅のほうへ進んでいくと、案の定、Rampart がありました。あんまり軍勢もいないみたいだったので一気に潰しちゃおうかと思いきや、暗がりから出てきた敵の主力部隊が結構強く、返り討ちに。あー、やるなぁ。ただまあ、街の数ではこちらが勝っていますし、他のHero もそれなりに軍勢を有しています。普通にやっていけば勝てそうな感じです。
　一応マップ北西部も探索。南東同様にRampart があり、一応支配下に治めます。しかし、開発されていないこと山の如しなので、特に手を入れず放置。

　しかしここからちょっとてこずります。敵の主力部隊が移動を開始し、Welnin を急襲。北東から部隊を回そうとしたのですが間に合わず、Welnin を再度奪われてしまいました。
　Castle の部隊も回して敵主力を追い詰めようとしたのですが、これが案外足が速くてあっさりと逃亡。Welnin は取り返しますが、今度は北西のRampart を奪われます。こちらが北西に軍勢を向けると、今度は手薄になった南西のCastle を取られてしまいます。ああ、もう、何やってるんだろう。
　しかしいい加減追い詰めないといけません。南西のCastle をまたまた取り返し、逃げ出した敵Hero をWelnin 近くでようやく包囲。三度Welnin を奪われるのですが、今度こそ逃がさず敵Hero を仕留め、Welnin も取り返してようやくシナリオクリア……って、あれ？　クリアしないんですけど？

　そういえばシナリオクリアの条件はWelnin にCapitol を建設せよというものでした。すっかり忘れていましたよ。なんだ、それなら南西のCastle を落とした辺りで実現できていたのになぁ。
　いずれにしろもう邪魔者はいないので、クリアするのには何の問題もありません。Marketplace で木材を購入しつつ、一つずつ必要な建物を建てていき、Capitol を建設。今度こそシナリオ＆キャンペーンクリアとなりました。



　かくして、Contested Lands は、Erathia やAvLee の支配を離れ、独立国家として歩み始めたのです。Contested Lands が今後どうなっていくのかは、Might and Magic VII にて語られるおはなしです。

　クリア日数は、2ヶ月と2週間と6日で、76日。途中シナリオクリア条件を忘れてしまったいたせいで、必要以上に時間がかかってしまいました。
　キャンペーントータルではTotal Time が149、Score は1005、Rank はOgre でした。今回は3つとも難易度Nomal だった割に、点数が結構高いですね。なんでだろ？

　えー、これにて「Restration of Erathia」のキャンペーンは全て終了です。今まで「Might and Magic」のストーリー面ってあまり気にしてこなかったのですが、「Restration of Erathia」では、いろんな陣営の思惑が交差していて、なかなか面白かったです。英語版でプレイしていたので、日本語を読むときよりもかえってテキストをしっかりと追っていたということもありますけどね。それでも、読み落としや誤訳なんかがありそうで怖いんですけど。
　正直なところ、ゲームとしては、色々とお膳立てされたキャンペーンよりも、普通にガチンコ勝負のシングルシナリオの方が面白いんじゃないかと思います。シングルシナリオでは敵の軍勢は時間と共に増大していきますが、キャンペーンでは敵の軍勢が初期から多く、その分増加率は少ないといった感じで、バランスがコントロールされているという印象です。それは勿論悪いことではないのですが、釈迦の掌上に居る感が強いというか、戦術の幅をなんとなく狭められているような気がするんですよね。それでも、キャンペーンはストーリー的な楽しみがあって面白いんですけどね。特にHoMM III はMM VII との親和性が高く、知っている地名がゴロゴロ出てきましたので、MM VII を思い出しながらプレイしていました。

　続けて拡張パック「Armageddon's Blade」になだれ込みたいところなのですが、時系列からすると、次は「Might and Magic VII」なんですよね。どちらをプレイしようかは考え中ですが、いずれにしろゲームはしばらく休憩ですかね。カープ戦も追いかけたいですし。