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 「Heroes of Might and Magic III」の拡張パック「Armageddon's Blade」のキャンペーン「Dragon's Blood」のシナリオ4「Blood Thirsty」をプレイしました。



Blood Thirsty

Once again you must crush your enemies before they crush you. If Mutare dies then all is lost. With your two best aides this will still be a defficult battle.


 マップサイズはL、難易度はExpert、チームカラーはRed で、敵はBlue 、Orange 、Purple 、Teal と、4チームもいます。Ordwald と、前のシナリオで近づいてきた3人の有力なLord ですね。うっとうしいなぁ。
 シナリオ開始前に、2 Crystal Dragons か、3 Faerie Dragons か、6 Black Dragon からひとつを選択します。多分6 Black Dragons が一番使えるんじゃないかと思うのですが、せっかくなので特殊Creature である3 Faerie Dragons を選択することにします。

 まずはMutare の独白から物語は始まります。

I am successful. Now Ordwald and his lacky's seek to slay me and drink my blood. They believe it will transform them as the vial transformed me. They will never drink my blood. I wil be the one to drink their blood.

 遂にVial of Blood Dragons を入手したMutare。そしてMutare の姿は、ドラゴンへと変貌を遂げたのです。

 BEFORE


 AFTER


 しかしMutare に先を越されたOrdwald とその他の面々は、Dragon Blood を手に入れるために、今度はMutare の血液を狙ってくるのでありました。もちろん、むざむざと命をくれてやるMutare ではありません。新しく得たドラゴンの力でOrdwald たちを返り討ちにして、一気にNighon 内でのしあがっていくことにしましょう。

 ゲーム開始後、さらにMutare の独白は続きます。

Defeatng the Lords blocking your access to the surface tunnels and the Nighon borderlands will prove my power to the rest of the Nighon Lords. You find yourself laughing with glee at the thought of the battles to come. You pause to admire your beautiful new claws,and then roar for messagers to summon your best two Heroes from the prior campaign. It's time to show the doubters I'm worthy to join the ranks of Nighon's powerful nobles. So they want to drink my blood, do they? I'll drink theirs!

 こちらの本拠地は、洞窟下層の中央部にあるDungeon がひとつ。Hero は、ドラゴンと化したLevel 27 Overlord のMutare と、前のシナリオから引き継いだ、Level 20 Overlord のDamacon と、Level 20 Warlock のAlamar の3人です。
 早速ですが、Alamar はExpert Earth Magic の使い手ですので、View Earth の呪文でマップを確認することにします。やっぱりマップが既知か否かでは大違いですからね。

 

 えーと、下層は本拠地を中心として四隅に通路が伸び、上層は北東のエリアと南西のエリアとに大きく二分されています。ただ、こちらの本拠地の近くに上層へ上るGate があるけどそれ以外は無く、その上がった先も狭いエリアで行き止まりになっています。あれ? 上層の他のエリアにはどうやって行くんだろう? どこか見にくいところにMonolith でもあるのかな? っていうか、町も無いですね。妙な空白地帯もあるので、View Earth では見られないのかもしれません。ま、地形がわかるだけでもありがたいですけどね。
 ちなみに、本拠地周辺にOne Way Monolith の出口がありました。将来的に、ここからガシガシ攻めてこられるんだろうなぁ……。

 スカウトから、北西と南東に中立のDungeon があるという報告が入ります。Faerie Dragons を率いているMutare がCreature を片付けながら本拠地周辺を探索し、Damacon は北方、Alamar は南方を探索します。
 北東の隅まで行ってみると、普通に上層へのGate がありました。やっぱりView Earth ではGate は見えなかったみたいですね。続いて北西へ移動し、報告にあった中立のDungeon を攻略。無人だったので余裕でした。
 Mutare も北西エリアに行き、周囲の野良Creature を一掃します。こちらには上層へのGate
は無かったので、上層下層を行き来するGate は、北東と南西の2箇所(と、本拠地近くの狭いところ)だけですかね。
 続いてAlamar が南東のDungeon を攻略。少し時間が経過していたためか16 Harpys が住み着いていましたが、Level 20 Warlock の敵ではありません。

 10日目、こちらを取り囲んでいる連中のうち、少なくとも2人は同盟を組んでいるらしいという報告が、Miah からもたらされました。地形的に、上層の各エリアに2つのチームが混在していると思われますので、それらがお互いに戦いあってくれればこんなに楽なことは無いのですが、それはさすがに虫がよすぎるでしょう。いずれにしろ、こちらとしては全員ぶっ潰すだけですから、どうでもいいといえばどうでもいい話です。

 Mutare で北東エリアを探索。このままGate を通って、まずは上層の北東エリアから攻略していこうかと思っていたのですが、先に南西のGate からOrange のHero が登場します。北東にあったDragon Utopia を攻略したために、強力なArtifact は入手しましたが、軍勢がちょっと目減りしてしまったので、軍を補充するために一旦本拠地に戻り、そのまま南西部に侵攻することにします。
 で、本拠地で軍を整えたのはいいものの、いざ攻め込もうかと思ったら、今度は北東からもTeal のHero がやってきてしまいます。挟み撃ちかぁ、参ったなぁ。でも、あんまり守りに徹しても仕方がないので、Mutare でまず上層の南西エリアを早急に制圧して、北東からの敵は残存部隊で守り切るという方針で頑張ることにしましょう。

 33日目。Mutare はOrdwald の言いふらしている嘘をなんとかしなくてはならないと考えます。それはつまり、Mutare の血を飲めば、その人もまたドラゴンに変身することができるという話です。そういう噂がある限り、Mutare は常に命を狙われることになりますからね。

 Mutare が上層の南西エリアに突入。View Earth による地図ではDungeon の位置は表示されないのですが、微妙な空白地帯にあるんだろうと見当をつけて北上し、マップ西部にあったOrange のDungeon を攻略します。
 その後、中央寄りに移動して、もう1つBLue のDungeon も攻略します。実はそこを守っていたHero はOrdwald で、城を守っているHero は逃げられないため、Ordwald はゲームから排除されてしまいました。でもなぜか、それだけではBlue の敗北にはならないのです。ちぇ。
 南西エリアには、Blue とOrange がいるようです。未探索だった北の方からやってきたBlue のHero によって最初に奪った西部のDungeon は奪い返されてしまいますが、敵Hero の強さ的に、Mutare が頑張ればその内にはなんとかなりそうな雰囲気も感じます。

 しかしその頃、本拠地では北東からやってきたTeal とPerple の襲撃を受けています。
 南西のGate からもOrange のHero が漏れ出してきて、下層の本拠地周辺はもうしっちゃかめっちゃかになってしまいました。全てに手を回すことができず、下層南東部にあるDungeon は、Orange に奪われてしまいました。

 43日目、シナリオ1「Culling the Weak」に登場した、Sinkhole にいる賢者に連絡を取ります。ドラゴンに変身するためには、Mutare の血ではなく、Dragon Father の血を飲まねばならないということを証明してもらうためです。そんなことができるのかどうかわかりませんが、Mutare は賢者に充分な研究資金を提供しました。

 戦局を安定させるためにMutare を下層に戻そうかとも考えましたが、あんまり根本的な解決にならないような気もしますので、とにかく上層の南西エリアを制圧してしまうことを最優先させることにします。下層はまあ、なんとかなるべさ。
 そんなわけで、上層南西の南部にあった3つのDungeon を制圧しました。多分このエリアは袋小路になっているので、ここまでは油断しなければ奪い返されることはないでしょう。Orange は上層から追い出されたような気がするので、下層の南東のDungeon を奪い返せば、Orange は滅亡するような気がします。

 55日目。Mutare はMiah に使者を送り、ドラゴンとなるべくMutare の血を飲んだMiah が病気になったという噂をリークするよう指示しました。Miah だけでなく、他の何人かのHero も同様に病となり、数週間苦しんでいる、と。この噂が広まれば、少なくともドラゴンとなるべくMutare の命を狙う者は少なくなることでしょう。

 上層南西エリアを半分押さえたので、Blue が居座っている残り半分も押さえちゃおうかとおもっていたのですが、実はかなり多くのBlue の残党がいることが判明しました。残党っていうか、本隊なんでしょうけどね。試しに一度戦ってみたのですが、Mutare よりもずっと軍勢が多く、Hero も高レベルなので、ちょっと勝てそうにありませんでした。Blue はOrdwald の軍なので、他のチームよりも強めの設定になっているんでしょうかね。
 現時点で一気にBlue を殲滅するのは厳しそうなので、Blue はしばらく生かしておいて、一旦Mutare は下層に戻すことにします。

 Mutare が留守にしている間にその下層が実はヤバイことになっていて、北東から襲来していたTeal に北西のDungeon を奪われ、中央に来たPurple はなんとか撃退したものの、下層の本隊はほぼ壊滅に近い惨状となっています。
 Mutare はまず、下層の南東部に向かいます。Dungeon の周囲にいたOrange のHero はMutare の敵ではなく、難なく南東のDungeon を奪い返します。これでOrange は滅亡。ようやくひとつ片付けることができました。
 その間に、中央のDungeon に再びTeal のHero がやってきます。残存部隊では太刀打ちできないので一旦明け渡し、Mutare を戻して再奪取。続いて下層北西のDungeon も、Teal から奪い返します。何人かいたTeal のHero も片付け、これで下層一帯はまたこちらの勢力圏内となりました。これでひとまず安心です。

 次にMutare は、これまでまったく足を踏み入れていなかった、上層の北東エリアに侵攻します。地図をにらみ、南東方面よりも北西方面の方が狭そうなので、まずはマップ北部へ。すぐ近くのマップ北部にあったPurple のDungeon を落とし、さらに奥まで進んで北西にあったDungeon も落とします。北部のDungeon はすぐに取り返されてしまいますが、取って返してまた再奪取。まあこの辺りは、しばらく取ったり取られたりを繰り返すことになるでしょう。
 しかし、そろそろ勝ちが見えたかなぁと一瞬油断しかけたとき、Purple の凄い軍勢が下層の本拠地に襲撃してきました。これまであまりドラゴンを使ってこなかったために、敵のHero が率いている32 Black Dragons を止める術が無く、下層中央のDungeon を奪われてしまったのです。あー、また泥沼の戦いが……。

 というわけで、ここからしばらく泥沼ー。
 上層の北東エリアでは、Mutare が大車輪の活躍を見せます。でも、戦力が一人だけなので、広いエリアを押さえ切るのは大変です。かといって軍勢を分散させても、消耗が激しくなるだけだしなぁ。
 下層の南西エリアでは、Blue が盛り返してきているのですが、Alamar がこっそりと蓄えていた軍勢で奮戦。あんまり強いHero がやって来ないこともあって、たまに奪われることもあるけど、どうにか1~3個のDungeon をキープできています。今は現状維持が精一杯だけど、そのうち攻めに転じたいなぁ……。
 下層エリアはかなりカオティックなことになっています。中央はPurple に居座られていますが、北西・南東のDungeon はどうにかキープ。最悪両方奪われることも覚悟しているのですが、敵さんもチョコチョコと隙を見せてくれるので、なんとかしがみついていられます。

 一番最初に片がついたと思われたのが、上層北東部。ここには結局Dungeon が4つあったのですが、Mutare の奮戦で全て押さえ、その途中でTeal も滅亡します。ですが、下層からPurple の主力Hero がやって来て、北東エリアを席巻しだします。こいつが率いている35 Black Dragons (増えてるし!)は未だに強力で、Mutare でも手を焼いてしまいます。
 しかし、あれもこれも一気にやることはできないのが「Heroes of Might and Magic」。上層でやられた分、今度は下層でのPurple の活動がおとなしくなり、ようやく下層のDungeon を全て取りもどすことができました。
 しかし、あれもこれも一気にやることはできないのが「Heroes of Might and Magic」。こちらの陣営にも手薄なところができてしまうのもやむなく、上層南西部ではBlue に良いようにやられてしまいました。結局、全てのDungeon をBlue に奪われ、上層の南西エリアからは完全撤退を余儀なくされてしまいました。

 とにかく、地形の端の方から何とかすべきなので、まずは上層北東部を片付けることにします。目には目を、歯には歯を、弁慶の泣き所には弁慶の泣き所を。多少時間はかかりましたけど、こちらも40体のBlack Dragon をかき集め、Mutare に託します。敵Hero との壮絶な殴り合いの末に、どうにかこうにか撃破。Purple を滅亡に追いやり、上層北東部の制圧を完了しました。

 残るは上層の南西部。Mutare は上層北東部にいるので、まず下層の主力として活躍したLevel 32 Warlock のJeddite (多分最初は敵だったけど、戦闘で負けて、後にTavern で雇えるようになった人)で進軍し、立て続けに2つのDungeon を攻略します。
 敵の主力Hero を確認してみるとかなり強力な軍勢を率いているようなのですが、ここでMutare が追いついてきたので、Jeddite の軍と合流させ、まず負けない軍団が完成しました。
 ここの地形は循環しているので、Mutare が残る3つのDungeon を攻略している間に、始めに落とした2つのDungeon を取り返されてしまうのですが、最後は袋小路に追い詰めて撃破。ようやくシナリオクリアとなりました。

 

 クリア日数は5ヶ月と3週間と1日で、162日。あー、長かった。今回のように複数チームとの対戦の場合、さっさとどこかを潰しちゃって相手の数を減らしたくなるのですが、途中でちゃんと叩いてやらないと相手が強くなりすぎちゃうので、生かさず殺さずで満遍なく戦っている方が良かったりするんですかね?

 初期ボーナスのFearie Dragon ですが、施設などで補充することができないので、今回みたいに長丁場になってくると辛いですね。それでもHealth が高いので、終盤まで欠員も出さずに頑張ってくれたのですが、Purple のエースとの戦闘で力尽きてしまいました。
 Faerie Dragon は強いことは強いのですが、特殊能力の攻撃呪文がランダムで決定されるので、微妙に使いにくいんですよね。味方が近くにいると、範囲攻撃呪文の巻き添えになる可能性もありますし。



 さて、このシナリオで、キャンペーン「Dragon Blood」は終了です。
 最後はMutare の不敵な独白で、Ordwald との戦いは幕を下ろします。

Ordwald is dead. his lackeys are dead. Their lands and riches belong to me. Soon, all of Nighon will belong to me.

 しかし、Dragon Blood の力を得たMutare の戦いは、まだこれからも続くことでしょう。

 Total Time は469、Final Score は1440、Rank はRoc でした。「Armageddon's Blade」よりもスコアは低いのですが、シナリオ数が8つと4つで違いますし、相変わらず基準がわからないので嬉しくも悔しくもないのでした。

 今回は全シナリオで、全ての町が敵味方共にDungeon ばかりでした。Dungeon はどのCreature もそれなりに使い道があり、肉弾系、射撃系、飛行系のバランスが取れていて、とても使いやすいですね。逆に言えば、ハズレCreature が無いだけに、限られた資金でどのCreature を雇用するのかが腕の見せ所と言えるかもしれません。私なんかは、初期のCreature が有用だったので、強いCreature を投入するのが遅くなりがちでしたしね。
 また、全てのシナリオの舞台が洞窟の中となっていましたが、個人的にはオープンフィールドのマップよりも戦いやすかったですね。やっぱり敵に自由に動かれると、色々と厄介ですから。難点は、殺風景なことと、敵のターンのときに何処で動いているのかがわかりにくいことくらいでしょうか。

 次のキャンペーンは、くろにさんから超難しいと脅かされている「Dragon Slayer」です。「Dragon Blood」も結構キツかったんですけど、これ以上かぁ。大変そうだなぁ。



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