正しい保護者の過ごし方

子供の成長を見るものはいいものです。子供の部活動を見ながら休日を過ごす父親のブログです。

市大会

2009-07-14 22:19:53 | Weblog
今週は横浜市の中学校柔道部の大会。毎年7月の第二土日をベースに開かれています通称市大会です。
特に私にとって、いや私と志を一にする奈○中柔道部の保護者OBにとっても、恐らく一生忘れることの出来ない一日だったと今もそう思っています。
2007年7月14日(土)その日は季節はずれの台風が横浜直撃コースで進んでの雨が降り続く中で女子個人戦が催される日でした。
私の娘は当時二年。三年の先輩三名と同級のもう一人の二年生の5名がエントリーしました。しかしながら彼女達は顧問教諭を試合二週間前に奪われるという大きなハンディキャップを強いられていたのです。
顧問を取り上げられた理由についてはあえて申し上げることはいたしませんが、そのダメージは言葉では言い表わせないものであることは容易に理解出来るものと察して頂けるでしょう。
私にとってこの日ほど、多くのことを知り、学び、そして一生の中でもこれだけ充実した一日は後にも先にも無いと思えるくらいの素晴らしい一日でした。
娘の市大会優勝、そしてもう一人、三年生も優勝し二名もの優勝者が出た。もちろんその事がもたらした闇の中の光は我々奈○中柔道部が持っていたもやもやしたものを吹き飛ばしてくれたばかりか、何か世間を見返してくれた様で、まさに皆がどんなもんだい。っとまわりの人に対して胸をはれるくらい意味のある勝利でした。個人的には初めて娘の試合を見て泣きましたし、娘のやる気に感動し、そして娘に感謝した初めての日でもありました。しかし、この日はそれだけでは終わらなかったのです。
不慮の事故の責任問題から顧問教諭を救いたい一心で送られた二人の保護者の一通のメールはこの日、上申の為の署名会へと発展し、最終的にはなんと九千名を超える署名へと繋がっていく原点の日となるのです。しかも台風の大雨の中、かの教師を助けたい一心で、まさに一心で、みなが一つになった。その原点の日がこの7月14日なのです。多くの人の善意、誠意。感謝の気持ちと笑顔、そして何とも言えない充実感はそれまでに味わったことの無いものでした。
私にとって市大会、そして7月14日は一生の真に宝物の様な一日なのです。
多くの人たち、同じ気持ちを抱くものたちが遣り遂げた、真実の一日がそこにあったのです。