ラストファイト

先週週末は国体個人の予選、娘も高校最後の試合でした。私はどうしても外せない仕事が入り最後の試合を見てやれませんでした。ただ、勝っても負けても静観は出来ないはず、むしろ見たくないがために仕事を引き受けたような気もしています。
家内は応援、ビデオを撮ってくれていたので最後の試合は一人自室で見させて頂きました。結果は２回戦負け。かなり強い相手でしたが自分から中途半端に入った小外でバランスを崩し尻餅をついて有効、あとはお互い相譲らずゲームセット。あっけない幕切れ、それでも感極まり顧問の飯○先生に慰められる姿にこちらも目頭が熱くなりました。ビデオなのに自分が笑えます。
あっという間に息子も娘も中学高校での柔道部生活が終わってしまいました。二人のガンバリのおかげで楽しい保護者の過ごし方が出来ました。まず子供達に感謝です。そして軟式テニス出身で最初は柔道のじの字も知らなかった家内に感謝です。今では我慢！や押さえろ！っと的確に声も出せル猛者になりました。嫌がる顔一つも見せず子供たち、そして私をサポートしてくれました。
そして素晴らしい先生方に感謝です。ただのデブだった息子や娘に柔道だけでなく柔道を通して我慢する事、努力する事、励まし合う事、そして何より感謝する事を教えてくださった素晴らしい先生方に心から感謝いたします。そして息子や娘と一緒に頑張ってくれたチームメイト達、そして何より一緒になって応援していただいた多くの保護者の皆さんに特別の敬意と心からの感謝を感じずにはいられません。
柔道は個人競技、でも相手がいないといくら頑張っても結果は見えません、だからこそ相手を思いやり感謝する事の重要性を子供の柔道から学びました。
結果はどうあれ辞めずに部活を全うしてくれた多くの柔道部員とその保護者の皆様に拍手を贈ります。
素晴らしい時間をありがとう。正しい保護者の過ごし方の原点が真にここなのです。そしてみんなこれからもガンバレ、ガンバレ。

久しぶり

久しぶり。
先日久しぶりに娘の試合がありました。関東予選個人体重別です。
震災後まるまる３週間練習は休み。新学期に入りようやく練習再開もそれまでは学校も休みで毎日ダラダラ。まぁ普段出来ない友達との交友はかなり深まったようですが、さてさてそんな状態で試合に出て大丈夫かとこちらが心配してしまいます。
試合は県武が震災の被災者救援施設として使用されているため使用出来ないとかで県下の高校の柔道場を借りての実施、その為応援はおろか、選手以外の部員も制限されたとかで、大変淋しい地味な大会だったようです。
さて試合ですが結局１１人中３位、５戦３勝２敗でした。試合は四つの山を決めるトーナメントの後四人によるリーグ戦で優勝を決めるという方式で娘は昨年怪我で出ていないので一番小さい山からの出場だったようです。
トーナメントは何とか２つ勝ってベスト４。本人曰くギリギリセーフの４強だったそうです。特に２戦目はそれまで負けたことのない子に先に有効を取られる苦しい展開から何とか勝ち残ってのベスト４だそうです。残った学校だけを聞くと三○、横○賀、桐○とビッグネームばかり。桐○の選手にはからくも勝ったらしいのですが後は惨敗。それでもまぁよく頑張りました。久々の賞状を片手にご褒美をねだられました。
まぁ、良とするか。それ以上勝ったら真面目に練習してる子達に叱られます。
ジャニーズの追っかけしながらの柔道部生活。娘のエンジョイ柔道、見に行けないのは淋しいけど、これからもニンジン弾みますどぅ。ガンバレガンバレ、久しぶりにルンルンの父なのです。

同級生

月曜日、娘は最後の膝の検診へ。主治医の方からのオーケーが出て晴れて完治と相成りました。手術から丸々一年、やれやれと言う感じです。とはいえ本人は当時のイメージがまだまざまざとあるらしく、今だに大外には思い切って入れないようです。顧問の飯○先生もそれをよく理解して頂いていて出来るだけ膝の負担にならない技への指導とより強い筋力強化を図って頂いているようです。
そう言えば娘の後ろ姿、まるでアメフト選手のようです。
一方息子は大学が休みに入り毎日バイト以外は家でゴロゴロ、体重は８５キロを既にオーバー。高校時代８３に出ていたのが嘘のよう。一回り大きくなって今の方が強いかもと思わせてくれます。
ところで先日の休み、息子の中学時代の柔道部仲間の一人、佐々○君が同級生と遊びに来ていました。
懐かしい柔道部の話で私も横で聞いていて嬉しくなります。息子の代はみな柔道は弱かったけどそれなりに頑張ったし、そのおかげで今でもちゃんと柔道の話がまざまざと出来るのです。佐々○君の心残りは黒帯を取らなかった事。県大会にも出場した実力もあるのに何故かあの学年は黒帯に執着がなく、息子も結局高校に入ってから初段をとりました。そんな佐々○君、今になって初段取りたーい、柔道したーいと言いだしたのです。
やはり中学での柔道部生活、楽しかったんでしょう。大学の間になんとか黒帯にしてやりたい。
私もいまだに柔道部保護者が抜けません。何とかしてやりたい気持ちと嬉しい気持ちでとても心温かな１日でした。佐々○君、今からでも遅くない。ガンバレ、ガンバレ。いつまでも応援していますよ。
ガンバレ、ガンバレ。

兄妹

兄妹の話題をいくつか。　腕相撲　先日兄妹は腕相撲で対決。余裕の兄、秘かに狙う妹。右は善戦も兄が勝利。勝ち誇った余裕の表情。そこに隙が出来た。左の勝負、レディゴーの掛け声とともに見事な瞬発で兄を追い込む。こんなはずではと慌てるも万事休す。兄の完敗。
そう言えば娘の二の腕の太さは私を超えた。
ランニングマン 先日歌番組でアイドルが踊っているのを見てすぐ真似をする妹。中でも走っているかのように見えるダンスは圧巻。ランニングマンというステップらしい。笑いながら見ている兄に出来るものならやってみろとけしかける妹。簡単に誘いにはまる兄。何度やっても出来ない。兄の完敗。
リズミカルな足さばき、柔道にも活かしてほしいものです。
我が家の楽しい夜の一時。ガンバレ、ガンバレ。

試合

正月以降なかなかブログを更新出来ずにいました。理由は忙しさとネタ切れ。家族の中でも柔道の話題は激減の昨今、なかなか書く気になれなかったのです。まぁ言い訳なんですが。
という訳で先週の週末は久しぶりに娘たち高校の団体戦。土曜が男子の予選、日曜は女子と男子の決勝トーナメントでした。娘の出た日曜はあいにく仕事で応援には行けませんでしたが家内の撮ったビデオで観戦です。娘は同期のマキちゃんと二人での参戦。一人不戦敗のハンデでいどみました。残念ながら先のマキちゃんが負けたので既にチームとしては負けの決まった後での試合。スカッと勝って面目躍如と行きたいところ。結果的には左の一本背負いで一本勝ちでしたか、中身はいまいち。なんか重いしテンポが悪い。切れのないダラーンとした技に終始していたように感じます。私の評価が辛いのかもしれませんが、腰を引いた構えは最近小さい相手とばかり練習している弊害かもしれません。私の考える理想は相手を腹で受けるようなしっかりした姿勢と足技の切れ。またちょっと柔道が変わったのかも知れません。脇から手を入れての大腰を掛けていたのも初めて見せてもらいました。
泣いても笑っても後半年。ダメ出しはぐっと堪えてご褒美です。
何といっても柔道、あー楽しぃ。
ガンバレ、ガンバレ。
次回はかぶり付きです。

一周年

先週の週末、久しぶりに娘の柔道を見にいそいそと一人県武へ行ってきました。何でもチャレンジなんとかで各高校の柔道部が集まっての練習試合が土日開かれたのです。県外からも岩手や茨城、埼玉や千葉の高校も参加してそれぞれ十何試合も組まれておりました。女子は参加が少ないとはいえ、県外の学校も参加で娘は６試合出場、久しぶりに見ることができました。
実はちょうど一年前のこの練習試合で娘は前十字靭帯を断裂、手術のあと全治10ヶ月となったのです。
今年は大丈夫か、そんな思いもあり、見に行った次第です。
結果は６戦４勝２分。負けは無しとそこそこの結果でした。内容はと言うと払い腰、袖釣込みが主でポイントを取るのに捨て身の小外が一つありましたが、それ以外の足技は皆無。私の好きだった足技得意のイメージとは大分変わった様です。特に左右の大外は魅力を感じていましたが怪我の直接の原因となった為かまだ入るのが怖いようです。
とはいえ負けない試合を見せてもらってやれやれ、むしろ喜ばないとと思います。元気にまた柔道を見せてもらえた、そのことに感謝。タメ口はぐっと堪えてお疲れさん。
ガンバレ、ガンバレ。
またまだ続く正しい保護者の週末なのでした。

年の瀬

今年も残すところあと十日あまり、一年があっという間に終わろうとしています。正しい保護者としての子供の部活応援も息子は引退、そしてただの大学生に。娘は膝のリハビリで約10ヶ月を棒に振り、復帰後もいまいち、私の知る全盛期の器用な柔道は鳴りを潜めたままで、結局不完全燃焼の一年となりました。
さて、ところで年の瀬といえば稽古納めを思い出します。一年の感謝を込めて道場をきれいに掃除。皆で一年の感謝と労をねぎらう締め括りの日です。
子供の中学時代は父兄も参加し炊き出し。またOBOGにも参加していただきで旧交を温め合う良い機会として根付かせようとしたものです。
残念ながら今、行われているのか定かではありませんが、息子や娘の時代、催せたことをただただ懐かしく思い出します。中学時代は人生の中でたった三年間。その間柔道を続けたから出来た価値ある思い出の一つとして、参加した我々父兄も少しだけ思い出のお裾分けにあずかった次第、子供に感謝です。子供と共に笑いそして過ごせた日々を懐かしく思い出しながら、さて来年はどんな年になるやら。
みんな、ガンバレ、ガンバレ。自分にもそう言いながら今年も暮れようとしています。
ガンバレ、ガンバレ。

伝えたい事

今週娘は期末試験。家に帰ると自分の部屋ではなくリビングでお勉強。この先、大学に行くにしてもその他の進路を選ぶにしても精一杯頑張ってほしいと思います。というのも私くらいの年齢になると考え始める事があります。つまりそれは今は今しかないこと、言い換えれば高校二年の12月は一生に一度きり。あの時もっとああしてればとか、先送りしてもそれは別の時間なのです。そして過ぎた時間は決して取り戻せないのです。今を生きる、それも精一杯生きてほしい。食べて笑って走って唄って。勉強して柔道して、真に今を精一杯生きて…と、そう思います。私も今年五十になりました。娘と同じ十七の頃を思うと如何に成長していないかと恥ずかしくなります。ただ、もう遅い、決してあの頃には戻れないのです。今を生きる、精一杯生きてほしい。それが今子供たちに一番伝えたい事と感じています。
自分を信じてやりたい事を見つけて挑戦する。
ガンバレ、ガンバレ。
全力で応援する父なのです。

後輩たち

娘がほのぼのとした話題を持ち帰りました。
来週火曜の勤労感謝の日、娘達F高柔道部は出稽古に娘達の出身校である奈○中に行くそうです。今、奈○中は顧問不在状態で練習もままならないとか。それならばとF高柔道部顧問の飯○先生の粋な計らいで奈○中訪問となった様です。
さらにその話を聞き付けた市が○高校柔道部も参戦とか。顧問の藤○先生も素晴らしい先生で息子も大変お世話に成りました。
そんな話をしていると息子に後輩から奈○中出稽古参加の依頼のメール、なんとまあ楽しい限り。本人もまんざらじゃないみたい。唯一まずいのは私が仕事で見に行けないこと。さみしい！果たして息子は久々の柔道着を着るでしょうか。いまから楽しみです。
柔道の輪、思いやりの輪。素晴らしいと思います。
楽しい稽古、後輩たちよ負けるなよ。
ガンバレ、ガンバレ。

完敗

週末の娘の復帰戦は完敗。秒殺でした。応援の声を発するまでもなく相手の最初の内股で持っていかれました。娘は最初からもう守りに入っていて投げて下さいと言わんばかりにお尻を引いてのまさにへっぴり腰。簡単にくるんと回っての一本負け。中学一年のデビュー戦以来の瞬殺でした。
唯一の救いは負けた相手がその後も全て簡単に一本勝ちしての優勝だったこと。やはりブランクは相当大きい上に相手の柔道との次元の差をまざまざと本人も回りも見せ付けられた思いです。
試合後は会話なし。というよりお互い柔道の話をする気になれないくらい打ちのめされた心境でした。
これも経験、と言葉では言えるのですが、娘の心中いかばかりかです。
明日からまた練習、早いもので娘の高校柔道部生活も後残り一年を切りました。酷でしょうがもう一回、もう一花咲かせてくれればと思います。
負けるな、娘よ。
ガンバレ、ガンバレ。
そっと娘を見つめる父なのです。