正しい保護者の過ごし方

子供の成長を見るものはいいものです。子供の部活動を見ながら休日を過ごす父親のブログです。

柔道と怪我

2009-10-31 18:22:45 | Weblog
スポーツをする上に於いて怪我は避けられないもの。これはプロのトップアスリートから初心者まで、怪我と内容や程度の違いはあれ、十分な注意をしているつもりでも起こる時は起きてしまいます。中でも柔道は格闘技、常に怪我の危険についてはその認識と備えはしているに越したことはありません。現に中学時代息子は手の指を、娘は鎖骨を共に骨折いたしました。
柔道に於いての怪我はどんなに注意や意識をしていても起こってしまうものなのでしょう。
当然指導をされる先生方もその事については優先順位一番で考えられています。簡単な例を上げれば私が柔道を高校でやっていた頃は練習中の水分補給はご法度でしたが、現在では必ず定期的に水分補給を行い熱中症や体温の上昇を抑制している様です。他にも随所に怪我や事故への配慮は相当なされています。でも、事故や怪我は起こるのです。そこで実際、よくよく考えないといけない事は、まず本人、およびその保護者は怪我は起こる可能性があることを常に認識しておかなければならないという事です。そしてそのための自らの備えも必要となります。例えば傷害保険の加入も一つの大きな備えとなるはずです。それともう一つは怪我の程度を如何に軽くするか、骨折を打ち身や捻挫に軽減する方法はないか。受け身の取り方から畳の柔軟度、準備運動の程度や日頃の身体の柔軟性まで、少しでも怪我が軽くて済む努力は常に必要です。ただ、それでも怪我や事故は起こってしまいます。
もし、事故や怪我の度に指導者が訴訟の対象になっていたら、これから中学で柔道を教える指導者は怖くて出来なくなります。しかも過失ではなく傷害として訴訟を起こされては日頃の柔道教育はいったい何だったのか、となってしまいます。この度の事故については私も子の親として本当に心を痛める悲しい事故と受け止めています。ですから皆で怪我をされたお子さまの出来る限りのバックアップは是非やるべきだと感じていました。ただ、ある時から急に顧問や他の部員を敵視されてしまわれた。そして告訴。悲しいとしか言い様がありません。
この教訓を今後の中学での柔道教育で是非活かして頂きたい。柔道は柔の道。弟子が師匠を訴える事の重さを忘れず二度とこのような事か起こらない事を切に祈ります。
OB会に全員集まれる部活でいてほしい。
親としてそう願わざるをえないのです。