キリレンコ、初戦突破（全豪オープン）

昨日の全豪オープン1回戦、マリア・キリレンコは2-1でメイレン・トゥに勝利。

せっかく現地で見たのだから、どこよりも詳しく(?)書きましょう。

我らがキリレンコ（今大会第27シード、以下キリたん）、今日のウェアは上が白のノースリーブ（ま、最近は女子の選手は半袖ではなくノースリーブが当たり前になったけど）、スカートはゴールドで、キリたんの髪の色によくマッチしていた。

試合が始まるころ、強力なサポーターが駆けつけた。
見たことあるなーと思ったら、そうです、イゴール・アンドレエフ。
キリたんとつきあっているという話だけど、本当みたいだね。
しかもオレの席の2列前に着席。

試合は(記憶が正しければ)第1セットはキリたんが5-4からブレイクして先取。
第2セットは逆に4-4からトゥにブレイクされてリードされ、そのまま押し切られて1-1。

キリたんはヒザのケガで先週のホバート国際への出場を取りやめたと聞いていたが、やはりまだ完全ではないようで、チェンジオーバーの時に氷で右ヒザを冷やしているようだった。もちろんタオルで隠してはいたが。
（猛暑に見舞われるこの大会では、長細い袋に氷を入れたものが用意されていて、選手たちは暑くなるとこれを首や肩に当てて身体を冷やしているのをよく見る。例はこのページのシャラポワ。）
そして、第２セット終了時にトレーナーを呼んだ。
選手のベンチとは反対側にいたのでよく見えなかったが、右ヒザがよくないために両足に影響が出ているようだった。

試合再開。第3セット第1ゲーム、キリたんは自分のサービスゲームを落としてしまう。フラストレーションで、持っていたボールを思い切りラケットでたたきつけるキリたん。
第2ゲーム、トゥがキープして0-2に。
ここでキリたんはなんとコート上で泣き出してしまった。リストバンドで涙をぬぐい、コートエンドの壁に向かって頭をつけて、必死で感情を抑えようとする。
ヒザが痛むからなのか、思うようなプレイができないからなのか。
棄権しちゃうのかな、と一瞬オレは思った。
そしてタオルを持っているボールボーイのところに行き、汗と涙をふいて、なんとか試合に戻った。

この後のキリたんの立ち直りは素晴らしかった。
おそらくラリーになると不利なので、すべてのショットでエースを狙いに行ったのでは。
そう思えるくらいアグレッシブだった。
2つのブレイクを含め、5ゲーム連取して5-2に。
チェンジオーバーで休むキリたんの視線の先に、こぶしを握って腕を上げるアンドレエフくん。何のサインなのかな。

第8ゲームをトゥがキープしたが、キリたんも無事に第9ゲームをキープして6-3,試合終了。
キリたんはアンドレエフと、その隣に座っていたコーチに向かって力強いガッツポーズを見せた。

2回戦は森上亜希子との対戦に。
今日の試合を見る限り、ヒザのケガもあるようだし、キリたんに今大会あまり大きな活躍は望めないような。

さて今日はアンドレエフくんの試合を見に行ってみようかな。
キリたんも応援に来てるかもしれないし。

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自分で撮った写真を画像としてアップしておきます。

応援に駆けつけたアンドレエフ（真後ろからなのでわかりにくいけど）


試合終了、サインを求めるファンがキリたんのところに大集合