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東京電力の豪華保養施設

2007-07-23 | 世界地理
東京電力柏崎刈羽原子力発電所内の、東電豪華保養施所

東京電力は社員3万8千人、資本金6,764億円、年間売上げ4兆円の大企業である。
1994年には新潟県柏崎刈羽発電所敷地内の松林に、東電社員用の豪華保養所「東友クラブ」が建設された。
保養所の土地は5,700㎡。原発敷地内だからタダ同然だろうが、登記上はどうなっているのか、不明。
建物は990㎡の鉄筋コンクリート製。並みの建築ならば5~10億円である。原発事故の放射能汚染対策を想定していれば50億円はかかっている。
しかし、保養所の玄関や窓は広く、原発事故を想定しない建築であると推察できる。安上がりになった分、家具調度は豪華である。東京電力は、全く原発事故に無関心、原発事故はあり得ないと確信していたことが分かる。
保養所の完成は1994年だが、原発1号機の完成は1985年、最後の7号機の完成は1997年である。

東京電力は原発敷地内に住居を大量に建設し、東京本社社員のうち、将来出世の見込みのある若者500人~600人を、住まわせたらどうだろう。所帯持ちもいるから、約1千人が原発敷地内に住むことになる。保養所には会社幹部が住む。
東京本社の事務・営業の仕事は、保養所と本社をコンピューター回線で結べば、業務効率は低下しない。1千人の高給サラリーマン増加は、刈羽村への経済効果も大きい。社員の子どもの教育を考えて、3年で転勤させればよい。
原発敷地内に住んでいるうちは、事故を想定して、社員消防隊と奥様消防隊を組織し、毎週1度は訓練をする。さらに、発電施設・ゴミ処理・プルトニウムの安全性を勉強し、将来、六カ所村へ転勤した場合に備えるのがよいだろう。

東友クラブ




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