作者：松井延之 サイズ：Ｍ１０号 画材：油絵 タイトル：尺上岩魚 ～舟岐川～
（全体図）
（部分図）
夢の欠片（作者コメント）
趣味のフライフィッシングで、福島県檜枝岐を単独で釣行したときに、釣れた大イワナを作品にしてみたい。
絵画製作の動機としては、短絡的で面白味がないかもしれません。
しかしながら、愛着のある釣具も描きたい。更に短絡的な記念写真のようなシチュエイションとなりました。
制作する中で、自然界で生活する大イワナにするべきではとの、自身の声が聞こえてきましたが、初志貫徹することとしました。
絵の勉強会のお仲間から、この鮭美味しそうだねー（イワナなんだけどなー）、お腹裂いたの（生きてるんだけどなー）、との食材発言が続きました。
大イワナの美しさを表現したかったと言えませんでした。
キャッチアンドリリースしたのですがねぇ・・・
やはり、渓流をジャンプする大イワナにすべきだったのだろうか・・・
釣具店の店員さん（実は、一番恐ろしい！）に、鑑定してもらうことにしましょう（笑）
待ってろよ～
ゼッタイ持ってくぞー！！
昨日、絵のお仲間の小平さんと、芦ノ牧温泉駅に作品のお披露目に行きました。
数年前にカメラマンとして同行し、駅員の女性にお願いをし、特別に猫駅長の写真撮影をしました。
当時から老猫のため白内障を患い、オートフォーカスのライトでさえ嫌がる状況でした。昔は、マニュアルフォーカスで撮影していましたが、オートフォーカスの便利さになれてしまい、撮影に苦労いたしました。
なんとか、２カット採用していただき、完成した作品を芦ノ牧温泉駅のスタッフに見ていただくところに、立ち会いました。
小平さんも緊張しながら、作品を箱から出し、ご高覧いただいたところ、一人の女性スタッフが、ハンカチで目を押さえ部屋から出ていきました。
私も、以前に絵を見て突然涙が出たことがありましたが、小平さんの作品が何らかの形で、その方の琴線に触れたご様子でした。
その直後、若い男性スタッフから、是非当駅に飾らせて下さいとのオファーをいただき、即決で承諾しお嫁入りすることとなりました。
まさに電撃入籍です。
絵画製作する動機は、様々でしょうが、自分の作品が見る人に感動を与えることは、最高の喜び
だと思います。
わたくしも、見た人に感動を与える作品を目指し、小平さんを目標に製作しなければと身が引き締まる思いでした。
