ひとときの駿感.blog

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『茶房虹の村陶苑』…安曇野~白馬~塩尻その4

2014-11-19 23:56:05 | グルメ・カフェ
前回はこちら→『白馬塩の道温泉 倉下の湯』…安曇野~白馬~塩尻その3

白馬から安曇野方面に戻った。国道147に入るものの松川村を超え穂高あたりで右折する。
『古厩』の信号が見えて、そこをもう一度右折をすれば有明の林の道となるのだ。
なんとか紅葉の彩はまだ残っていた。
『ティータイム・ガルニ』を過ぎ『たび茶』の看板を横目にR25の山麓線に入った。

懐かしい。

あの店、このお店以前と全く変わらないようでもあるし、
いや待てよ、あの店は前はなかったな、新しくオープンしたのかな?
などと森の散策で知り尽くしたはずの光景が目の前で広がって、
私自身がこの山麓線界隈で毎週末過ごした追憶が次々と蘇ってくる。

アザレア・ギャラリーで飲んだ水出し珈琲!
Cafe書簡集でマンデリンを飲みながらくつろいでいた午後のひととき!
Cafe七か月の小さい椅子!
枯葉が埋まった山道!

何もかもが思い出の眼差しに
深く印象づけられていた実感を久しぶりに堪能していたのだ。



そしてジャンセン美術館の案内の看板を見つけると
すかさず車を左折させて、目的の『陶苑』に着いた。
小さい駐車場はかろうじて1台分空いていてバックで止めた。

安曇野の空はやや曇り気味も、
やがて西日が陶苑の赤い屋根を照らす時間帯になってゆく。





店内に入り、一瞬満席かとも思ったが手前の席が空いていた。
それほど席数は多くないが、ご婦人客達がほとんどで
ギャラリーの奥の方でも談話の声が賑やかに響く。



炭火焙煎の珈琲とベイクドチーズケーキをオーダー。
この陶苑を今回選んだのはどうしてもこのベイクドチーズケーキが食べたかったのだ。
特にベイクドの香ばしさが溢れ、チーズの濃厚さも合わさった絶品のチーズケーキだと思う。



炭火焙煎の珈琲もスッキリとしたテイストで炭火の繊細さが微妙に心地よく伝わり
このチーズケーキとの抜群の相性を醸し出している。

小窓に西日が入り込む。
遠く高みから一望できる松本平の一帯を眺めながらゆったりと過ごす時間。

世話しない都会とは対照的で、深秋の夕暮れも私の中では澄んだ記憶だったはずが
こうしてこの山の麓で、ここに今居る自分。
ぼんやりとしながらの自身の存在を思うに余念がなかったのだ。

…続く。

茶房虹の村陶苑喫茶店 / 有明駅安曇追分駅穂高駅
昼総合点★★★★ 4.0




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