気になって仕方ない
何故?
それは彼らを愛しているから?
違う...
彼らに私を愛してほしいから
いつになったら私を愛してくれるの?
声をかけてほしい
心配してほしい
気持ちを聞いてほしい
ほしい ほしい ほしい
数えきれないほどの ほしい を抱えたまま
期待して期待して期待して 生きてきた
私を大事にしてほしい
私を可愛がってほしい
その執着に憑りつかれた私は
それ以外に目を向けることなく
大人になってしまった
親になってもなお
満たされない思いを取り出しては眺めている
すべての家族がそうでないとわかっていても...
執拗に求めつづける私に
彼らは決して応えてはくれない
その代わりに
離婚、借金、無心
落胆する事ばかり 与えてくれる
そう
彼らが私にくれたものは
寂しさ
みじめさ
不安
もう、いいんじゃない?
もう、やめようよ
この寂しさを私は受けるべくして
この世の父と母に出会ったのだと思う
きっと同じことを
私自身が前の世でしてきたのかもしれない
何でわたしばっかり
私が何をしたっていうの
そう思ったところで
何一つ現状は変わらないし
彼らの薄情さを思い知らされるばかり
何十年もこうして思い煩いながら生きてきて
何か良いことがあっただろうか
期待外れの結果に落胆するだけ...
これからは
そんな闇を抱えながら生きてきた私を
心から支えてくれた夫と娘に
百パーセント
思いをはせながら生きていく
お父さん、お母さん、生んでくれてありがとう
今の家族に出会えたのも
生んで育ててくれたからです
お父さんとお母さんとの日常は無機質で
寂しい思いを沢山してきたけれど
今は幸せです