現在、日本国内でガスガンのパワーソースとして最も普及しているHFC134a。
オゾン層を破壊しない夢の代替フロンガスなのですが、温室効果ガスという傍迷惑な裏の顔がありました。
近年、これに代わる地球温暖化係数がHFC134aの1/10という HFC152aが
次世代のパワーソースとして注目されているのは周知の通り。
濡れ雑巾が使えない精密電子機器の埃吹き用のガスとして広く普及したため
値段もお手頃で、安いところでは1ml当たり1円で購入可能な為、
地球ばかりでなくガスガンユーザの財布にも優しい夢のガスですが、
缶の表記を見ると一つ気がかりな単語が。
「可燃性」
まあ可燃性にも色々度合いがあって、一概に「危険」と言い切るのも何ですから
とりあえず様子をみるために燃やしてみました。
http://www.youtube.com/watch?v=6Kzdh1daGj8
盛大に燃えています。
只、発火温度が結構高いらしく、ちょっとやそっとで引火する事は無さそうです。
ターボライターの炎が液体ガスを加熱し始めてから大きな炎が上がるまで
(私がびびッて手を引っ込めるまで。笑)結構時間が掛かっているのが確認出来るでしょうか?
炎をよく見ると、液体の部分が油のように燃え上がっているのが判ります。
液体が全て気化すると同時に炎は途絶えます。
しかし、何より厄介だったのは、燃焼後の残留ガスだったり。
恐らくはフッ化水素だと思うのですが、強い刺激臭を持ち、
ピカピカだったステンレスの容器も写真のように真っ黒に腐食してしまう
恐ろしく強烈な気体が発生しますから絶対に真似をしないように。
命に関わります。
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(私の)虫除けスプレー(LPガス使用)を火の勢いを強めるのに使いやがりましたが・・・。ちょっとこれは危なすぎなのでは・・・?いや、本当に。
スプレー缶に火をつけるのは良くないです(笑)。
ガス圧がある間は平気でも、噴射の勢いが無くなってノズルに引火したりすると困った事になりますから。