
ジェフリー・ワイガンドという人物をご存知でしょうか?タバコ会社を内部告発し事実上歴史を塗り替えた人物です。日本人で彼を知っていると言う人はどれくらいいるのでしょうか?
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企業内部告発者が生き残るためのガイドブック
(中略)
ジェフリー・ワイガンドVSタバコ産業
1988年、ジェフリー・ワイガンド博士は研究開発委員長としてタバコ会社であるブラウン・アンド・ウィリアムソン(B&W)社で働き始めました。ワイガンドは、自分の仕事は喫煙者の健康への害が少ないタバコを開発することだと理解していました。しかし、入社した後、自分の本当の役割は、(はっきり言って)偽装行為を行うことだったとすぐに気が付きました。
B&W社は、喫煙者が起こした訴訟に対し偽装を行うためにワイガンドや他の科学者を雇ったのです。1993年、ワイガンドが喫煙の有害効果に関する研究を行なったため、B&W社はワイガンドを解雇しました。さらに、機密保持契約に同意しない限り退職金は支払わないと通告してきたのです。
B&W社はワイガンドの信用を傷つけるために最終的に80億ドル以上を費やしましたが、結局のところ、脅す相手を間違えていました。ワイガンドはすぐ、米国のニュース番組の調査報道記者と手を組みました。タバコ産業を相手取った裁判でのワイガンドの証言の1部に基づき、1998年、39の米国州検事が国内のたばこ会社大手4社に対し、2060億ドルの賠償金を原告に支払うよう命じました。
しかし、ワイガンドはこの内部告発で多大な個人的犠牲を払いました。数多くの殺害の脅しを受けましたし、彼の小さな子どもも同じように脅しにあい、ボディガードを付けて移動しなければなりませんでした。世界で最も有名で、最も能力のある企業内部告発者の1人として、ワイガンドは、自分と同じ困難で孤独な道を進もうとしている人に次のようなアドバイスをしています。
2011年9月14日 ITmedia エグゼクティブより
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もし彼を含めてタバコ会社を内部告発する人がいなかったら米国も今のようにタバコ規制が進む事が無かったでしょう。
当然、記事にも書いてあるように彼の生活はことごとく潰されてしまいました。もしJT社員の中に良心の残っている社員がJTを内部告発する際にはこの本を一読すべきでしょう。
ワイガンド氏とタバコ産業との戦いについては映画「インサイダー」で描かれています。映画を面白くする為若干脚本は入っているかと思いますが、見ておいて損は無いです。JTの「ひろえば街が好きになる~」などの活動に何の疑いも無く喜んで参加する人には絶対見せたい映画です。
ちなみに、ワイガンド博士は今も健在で何回か講演の為に日本にこられています。でもその事についてはマスコミは報じてくれないんですよね。。。
☆京都府受動喫煙防止条例の署名をよろしくお願いします!
クリーンエア京都署名
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全国禁煙推進地方議員連絡会
☆タバコ値上げ賛成署名お願いします!

日本医師会「国民の健康のため たばこ税の増税に賛成します」
でわでわm(_ _)m。
