日々是脱力。

長野県塩尻市で田宮流居合・全日本剣道連盟居合を稽古しています。
刀を振っているつもりが刀に振り回されている日々。

ダメ!ゼッタイ。

2018年02月05日 | 長野県内の話題


諏訪湖への立ち入りは絶対におやめください

御神渡りを近くで見ようとしての諏訪湖への立ち入りは大変危険ですので、絶対におやめください。
諏訪湖の氷は、随所に温泉や天然ガス湧出による薄氷「釜穴」が散在しています。また、風向きや流れにより
厚さや強さにムラがあり、結氷状況も日々変化しているため大変危険です。

文章・画像引用:下諏訪観光協会HP


湖畔に立ってる赤旗は「湖面に出るな」という印。観光協会や町役場のHPでも警告されていますし、氷上立入禁止の看板もあちこちにあります。
観光協会の車が「湖面に出ないように」とスピーカーで放送しながら回っています。



湖畔の看板(岡谷市湊)


これがある場所なんだけど……

集団心理




右下の犬がいる場所は既に氷上です


御神渡り出現直後の週末で、周辺道路が混雑するほどたくさんの方が見物にいらしてました。
このときも湖畔にはたくさん人がいて、皆さん御神渡りの写真を熱心に撮っていらっしゃいました。
みんな湖岸から延びる御神渡りの全景を撮りたかったと思うんだけど、こんなに氷上に出て御神渡りに近づいたら写り込んじゃいますよ。

しかもこのとき見物客の一人がどんどん沖合に歩いて行って、御神渡りが大きく右に湾曲した先あたりまで行ってしまい、湖畔にいた多くの人が唖然としながら、またヒヤヒヤしながら見ていました。
自分だけ沖合の御神渡りを間近で見たかったのか目立ちたかったのか新種の肝試しか警告されていてもこうして氷上に出る人に向けて人柱になりたかったのか知りませんが、穴が開いてなくて一見わからない薄氷状態の釜穴もたくさんあるというのにあんな沖合でもし踏み抜いて氷の下に入ってしまったら救助が来るまでにおそらく死にます。

御神渡りを眺めてるときに、踏み抜いて落ちた人の断末魔の悲鳴を聞かされるなんていやですよ

すぐ戻ってくるわけでもなく悠々と沖合の氷上を歩いて戻ってきましたけど、湖底湯釜の釜穴がそこらじゅうにあると思うと踏み抜いて落ちないか気が気でなかったですが、湖畔で見ていた周囲の人たちからは口々に「氷割れろ!」という声が聞こえました。
御神渡りを見たかったり写真に収めたかった人たちにとっては我先にと氷上に出る人は邪魔で迷惑でしかないですから無理もありませんが、もし本当に氷が割れて湖に落ちても二次災害を考えれば迂闊に近寄れず、その人が絶命するまでの一部始終を湖畔からただ見守るだけの後味の悪い結果にしかなりません。

やがて警察が来て氷上の観光客は全員湖岸に戻されてました。
2日前には同じ場所でたった一人氷の上に乗っただけで割れたのをちょうど見てしまいまして、今回こんなに何人も、子供まで氷の上に出てましたけど、氷の厚さは一定ではなくいつどこで割れるかわからないのに氷の上に立つなんて正気の沙汰ではありません。
氷が割れて氷水の中に落ちて、死ぬまでいかなくてもずぶ濡れになったりして楽しい家族の思い出が大惨事にならなくてよかったです。


2月4日 信濃毎日新聞33面


御神渡りの出現を報じる新聞やワイドショーでも報道の最後に氷上に出ないように呼びかけてます。


危ないです!氷に乗ってはいけません。


「ダメ!ゼッタイ。のその後」に続く!

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