スマトラ沖地震から1ヶ月で、各国が支援表明した額の9割が集まった。
一方、パキスタン地震では15%しか集まっていない。なぜ、各国は支援額を
出さないのか?
それは、パキスタン地震のメディア露出が少ないからだ。パキスタン山間部は被害が激しいにもかかわらず、その被害状況が報道されないために、実態が伝わらない。そのために、各国政府の支援金拠出や寄付が集まりにくくなっている。
現地で支援活動をしているNGOは、メディアとしての機能を持ってほしいと思う。支援をするだけでなく、「被害状況はどのようなものなのか」「何が足りないのか」といったことを伝えることで、政府を動かし、あるいは寄付やボランティアの動員につながるのだと思う。
NGOは、広報活動が下手だと思う。「自分達が何をしているのか」をアピールして、支援者を増やす活動をすることもこれからのNGOには必要なことだと思う。
1、現地で何が起きているのか、2その現地でどんな活動をしているのか、ということをNGOが発信できれば、支援の現場は変わる。