NSXのその後

もしもし～～けんちゃ～ん（車の知り合いはおっさんをケンちゃんと呼ぶ）。


おひさ！どしたの？


ＮＳ売って！！！！


嫌だ（笑）


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そんなやり取りが今年に入ってから、なんと４回目（笑）

昭和～平成初期の趣味の車の値上がりが止まらないそうです。
海外へ一度出たらもう戻っては来ないだろうから、ファンの多い車種は今後も上がり続けるのだろうな。。
でもＮＳＸは元々日本のユーザー人気が高く手放さない人が多いし、アキュラブランドで海外展開もしていたので玉数は豊富。。。ゆえにそんなに上がらないだろうねと。。。

だから、てきと～に中古車買って２００～３００かけてリフレッシュさせて乗れば良いやん！！ってテキトーに返事してます。
キャブ車ほど気を使うポイントも無く、エアコンだって普通に利く、それに高速走っても今時の車の流れに取り残される事も無く、いたって快適。。
そして、衝突安全性だって恐ろしいほど高いのが特徴でもありましてね、キャビン本体が破損するほどの事故に至らない事が多い。。

定年退職して余生をゆるりと好きな車でウロウロするには、わりと打ってつけ。


ですが、おっさんのＮＳＸはバッチバキの２ＷＡＹデフのおかげで右左折すら苦労し、鈴鹿ＳＰＬとして作ってもらった足は下道はおろか高速でもバンピー。。ついでに言えば、フロント＆リアの衝突安全性を担保する補強バーや内部パーツは全てポイしてますんで、ぶつかったら余裕で死ぬと思う（爆）

カロバンとヴェルファイアに乗り慣れてしまって、今やすっかり楽ドライブ派となってしまったおっさんに
あのＮＳＸが必要かと言われれば・・・・・・・・・・・・自信を持って言える今は不要だとｗｗｗｗｗｗｗ


でもまあ、思い出も詰まってますし、売る理由も無いのでとりあえず放置でｗｗｗ
放置する為にガレージ保管にしたわけですしね。。。

そうそう、楽しいガレージライフを送る予定で移動したのにガレージに頻繁に通っていたのは
工事して２週間程度だけでした（爆）

人間飽きは来るモノです。。



次なるモチベーションアップアップする日までお休みなさいませ。

痴呆、逃亡

親父が逃亡しました！！！エーーーーーーー！！！！


てな、話を昨日とある方としてました。



親父が逃亡と言いましても、実態は痴呆症状のある父親が散歩に出かけて帰ってこれなくなったそうです。。。。。
実に大変ですな。。

なんと言うか、軽い気持ちで発言しているように聞こえるかもしれましぇんが・・・・・・・・・・・・

我が家も１０年ほど痴呆のばあちゃんと一緒に過ごした時期がありましてね、頭の回路が壊れてしまった人が引き起こすトラブルに悩まされる人の気持ちは理解できるつもりです。。。。

そう、あれはたしか中学生の頃であったな

じいちゃんが病気で亡くなった直後からばあちゃんの発言が急速におかしくなってまして
おっさんが初めておかしいなと気がついたのは
電線の途中にある丸いガイシ（電線をつなぎ合わせる瀬戸物だと思う）を見つめながらこうばあちゃんが言った時ですた・・・・・・・


「可愛いね～あの子達。。毎日２匹で仲良くあそこで遊んでるのよ。ちゅんちゅんちゅんちゅんと良く鳴いてるわ～」と。。。。
思春期真っ盛り、イケイケドンドンの調子こき麻呂な中学生であったおっさんは、真顔でそう話すばあちゃんを見てドストレートに

「はあ、ボケたの？あれ鳥じゃね―――し！！メガネ新しく買いなおしたら？？」的な事を言った記憶があります。

そこからは日常生活の維持がままならなくなるまであっという間ですたね。。。。
そんな訳で我が家へ引っ越してきたばあちゃんであったが、新しい記憶が定着しないらしく
今まで過ごした家とは作りも目の前の道路も違う事に日々パニック・・・・・・・・。

ふとした時に、昔の記憶が蘇るらしく「トウモロコシの世話してくるわ～」とスタスタと出かけ迷子になり、深夜の踊るおっさん大捜査線的な捜索が行われたことも多々記憶にあります。
その他にも水道出しっぱなしは当たり前、ガスも火を点けずにＯＮ！！！

このままでは我が家が爆発炎上するか、水没するわ！！！って事でコンロを新調したり
各種インフラも外部に元栓を増設したり、電話に出られると話がややこしくなるから日中はコール音が出ないヤツに買い替えたりと家電が一気に今時になりましたね。。。。。。

特に困ったのは出かけて迷子になる事と近所で活動限界を迎えて座り込んでしまう事でしたね。。。。
紫色の爆音変態ＮＳＸで家に帰る時、近所の交差点で田舎道では考えられない大渋滞が発生している時は
大抵我が家のばあちゃんが車道に座り込んでらっせる・・・・・・・・・。

想像してみてください。。

住宅街の良くある交差点。。
その中心に座り込むばあちゃん。。
一向に動かない渋滞の後ろでイラつく若かれし頃のおっさん。。。
超絶に短気でしたから、そりゃ～クラクション鳴らします（爆）
鳴らしても動かないなら当然車を降りて、先頭のヤツに文句を言ってやろうとズンズン歩いていきます。。
するとおっさんの視界に入るのは座り込んで微動だにしない我が家のばあちゃん！！！！
焦ってばあちゃん抱えながら回りに平謝りしつつ、ばあちゃんを歩道へ移動しようとすると
ばあちゃんがまさかの発言・・・・・・



「た、助けて～～～～～～～～。助けて～～～助けて～～～～」と。。。



俺は人さらいか！！！！！！！！！！


たしかに今も昔も変わらぬツンツンヘアーのイロメガネに憎たらしい顔つき。。
そしてブォンブォンとウルサく、当時ではあまり見かけなかった紫色の変なスポーツカー。。。。。

た、たしかに変な人に見えるかもしれない。。いや、俺が他人だったら変な人としてしか認識しない！！
そんな俺が抱きかかえるばあちゃんに「助けて～～～～」と叫ばれている？？？？


いか～～～～～～～ん！勘違いされるわーーーーーとか頭の中で考えてましたかね。。


そんな事が続き、家の鍵を内側から開けられない物に変えようかどうしようか？とか話し合った記憶もあります。

とにかく大変な事が多々ありましてね余命１年を宣告されてから、最終的には１０年以上同居してましたな。。。。。


そんな訳でこう見えてもいろいろな経験をしてきておりましてね、現在進行形で面倒みている人には・・・・ガムバレとしか言えないなと。
人の頭や心がクラッシュする理由は加齢やショックなど様々であると思うのだが、親類縁者と介護ビジネス等仕事でかかわる人以外は距離置くのが正解なのだろうな。