Aimer, ce n'est pas se regarder ...

タイトルの精神の下
いや,なんとなく書いてます

一連の外交案件について思ったこと

2005-04-22 20:31:50 | Weblog
最近中国で騒ぎが相次いでいましたがそれについて思うことを書きます。あまり書きたくありませんが。

今回の騒ぎで歴史に興味をもってインターネットで調べた人も多いと思います。
で、歴史について2つほど思ったのは、

1.3者3様に歪曲している。
2.インターネットで調べるのは危険

1については、確かに日本のはまだましじゃないかと思える程度じゃないかと、、少なくとも戦後についてのの記述は日本がいいのではないでしょうか?ただ、相手が捏造してるから、歪曲いいというわけではないので、いままでの加害の記述に異論反論があるのは歴史が学問である以上当然なので反論自体はいいのですが最近の見解を他国の感情を害してまで載せていいのかは疑問です。読み手に美化と受け止められかねない記述は避けるのが無難です。
歴史を学ぶ意味は、民族感情の高揚や加害者意識の醸成ではなくあくまで未来に役立てるためであるので、被害国の言うまま残酷な描写を入れるのに意味があるのかは疑問です。淡々と、”侵略して多くを殺した”という程度にしておいたほうが正しい姿勢と思います。
学ぶ子供たちには基本的にどう考えても罪は無いのですから、「残酷なことをしたからアジアの国の人たちには頭が上がらない」と思わせるのはあまり意味が無く「なぜそうなったのか、防ぐためにはどうすればいいのか」をしっかり考えさせるほうが真に過去を反省した教育といえるのではないでしょうか教えにくいことは、それがあったということを知らせる程度にとどめるくらいでいいと私は思います。
ただ、近代史は必ずやるというような教え方のほうがいいと思います。加害者であるということすら知らないのはだめでしょう。

日本軍にも、あれだけ大きかったのだから、いい人やいい隊があったのは事実でしょう。ただよい部分があったからといってあるいは理由が何にせよ侵略には変わりありません。

ただ、検定制度は検閲ではないのだからこれを外交問題にしてくるのはどうかと思います。政府はきちんと説明してゆくべきでしょう。よく引き合いに出されるドイツは一種の思想統制だと思うのですが?ネオナチだのODESSA(実在かどうか危ぶまれますが)が、真の反省の結果なのでしょうか?日本には、ネオナチのようなものが無いとはいいませんが、ほとんどいないのは誇ってもいいと感じます。ドイツの人気を悪くなさらないでください。

願わくは、非難してきた国(北は何いってもしょうがない)もあまり感情的な記述を止められますように。こういうのは、自分たちに返ってきます。中国の古いことわざ(かどうかわかりませんが)に「咎めてこれに倣うは罪甚だし」とあります。考えてほしいものです。「外交戦争」なんてまさに挑発的な言葉を使うのは、悪い意味で戦中の日本に似てきているのでは、と思ったりもします。昔の日本がそんなこといったかどうか知りませんが、

2.については深刻です。右に振り切れているか、左に振り切れているかどちらかです。かなりの数のサイトを比べたり。他の資料も当たられることをお勧めします。鵜呑みにしちゃだめです。


領土ですが、これは譲る必要が無いのではと思います。竹島は、戦後の条約では日本っぽいですが、長い歴史でどうなっているのか、微妙です。法律的には日本だと思うのですが。これは粘り強くやるほか無いでしょう。共同管理が出来るのであればいいのですが。

日本海呼称は、いろいろなサイトを見て思うに完全な言いがかりです。譲る必要がないというよりは、譲ってはいけない、断固とした対処を必要とする問題です。これは腹が立ちました。

尖閣諸島は、日本統治で無い時代(つまりアメリカによる沖縄統治)に領有宣言されたみたいで、微妙ですが。普通に考えて日本だと考えられます。経済水域が大陸棚だなんて、他には無い話でしょう?これも辛抱強くやらなくてはいけない問題です。

これらの領土問題は、冷静に考えて第2次大戦の歴史’問題’と関係ありません。まああの戦争のせいで生まれた問題でもあるわけですが...譲る必要は無いと思います。


今回の破壊行為は、十分抗議したほうがいいと思います。ただ、警備の不備についてのみですが。反日教育という言葉はあまり連呼しないほうがいいでしょう。友好に何の役にも立ちません。

今日の分の最後として:今日小泉首相が戦争について謝罪しました。改めて平和への決意を表明、結構なことです。マスコミに、韓中への配慮と書いてありましたが、あまり配慮になっていないと思うのですが?とかくと小泉首相を非難しているように聞こえますがそうではないのです。今回の騒動のきっかけになった、領土問題、教科書問題、靖国問題等には触れた痕跡がありません。あくまで昔の悪事のみの謝罪となってます。少しはしたたかなんだなと思いました。

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