遂にその日がやって来た! 感無量! そして 身が引き締まる。奮い立とう、いざ! これから更なる一歩。一歩、一歩、ひるむことなく、階梯を登り詰めよう!
9月14日琉球新報号外
翁長知事の承認取り消し表明後の記者会見での発言の要点の簡潔にまとめたツィッターがありましたので以下に紹介します。
山口泉 (反戦・反核・基本的人権) @yamaguchi_izumi
翁長雄志・沖縄県知事、ついに、辺野古埋め立て「承認取り消し」手続きの開始を表明しました。
翁長雄志・沖縄県知事「日本政府は感受性がないのか、聴く耳を持たないのか、もはや話し合いでの解決は不可能と判断した」「一昨日、着工が開始された以上、取り消しを表明する」「これは、あらゆる手段を通じ辺野古に基地を造らせないことの第一歩」
翁長雄志・沖縄県知事「1箇月間の議論が議論にならなかった。残念至極」「ワシントンに行って話しても、国内問題だから日本政府に言えと言われる」「沖縄の自治が神話であると米国は言う。日本の独立も神話でないなら良いがと、安倍首相には伝えた」
翁長雄志・沖縄県知事「自国の人間にさえ『自由』『平等』を保障できない国が、他国に対してどんな関係を作り得るというのか」「それを(国連演説を含め)国際社会に訴えたい」
翁長雄志・沖縄県知事(前任者の仲井眞弘多・前知事への思いを問われ)「あの〝承認〟が今日の事態を招いていることを思うと、ほんとうに胸が掻きむしられる思い。ともかくウチナーンチュとして、子や孫に誇り得る結果を残したい」
翁長雄志・沖縄県知事(「普天間周辺の住民は早期移設を望んでいるのではないか」との讀売新聞の質問に)「それこそ、まさに菅官房長官との会談でもあった隔たり。だが県知事選では、普天間基地が置かれた宜野湾の市民も私の方を支持した」
翁長雄志・沖縄県知事「いま、辺野古で進んでいることは、まさしく海上での〝銃剣とブルドーザー〟そのものだ。それが今回は、日本政府によって行なわれている。そして、こうした政府が〝安保法案〟をも進めようとしている。深く危惧せざるを得ない」
翁長雄志・沖縄県知事(最近、喧伝されている『県民投票』の可能性に関して)「少なくとも私の口から、今回、『県民投票』云云と言ったことは、ない」 会見、終了。
翁長雄志・沖縄県知事が、辺野古埋め立て「承認取り消し」手続きの開始を表明した。深い安堵と静かな感銘がある。最近に至ってさまざまな情報も飛び交ったなか、ともかく「抵抗」の拠点は守られた。むろん事態は到底、楽観を許さない。この9箇月という時間が腐蝕してきたものも局所的にはあるだろう。
だが少なくとも翁長雄志・沖縄県知事が、当初の原則を手放すことなく、世界に向けて日本政府の非道を訴え、民主主義を貫くとの姿勢は変わらないことが示された。嬉しい。最低の日本政府・安倍政権に対し、この闘いは人間の尊厳の根源から発する正当性を持つ。それぞれの場から、多くの方が「参加」を。
以上、山口泉氏。