2015年冬アニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ」第1話の感想文

2015-01-10 22:24:06 | 2015年冬アニメ関連

今回は「艦隊これくしょん -艦これ-」と並び2015年冬アニメの本命と言われた「アイドルマスター シンデレラガールズ」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「アイドルマスター シンデレラガールズ」…モバゲーで配信されている、バンダイナムコゲームスとCygamesが運営するソーシャルゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」のアニメ化作品で、アニメ制作はA-1 Picturesです。配信から3年以上経った現在でも根強い人気を誇りモバゲーの代表作の一つでもあるこの作品、さらに前作アイドルマスターのアニメの人気も高いことから前人気は非常に高く2015年冬アニメの話題作の一つでした。

元々以前にアイドルマスターのアニメを制作していたスタッフが制作しているようで、それならば今回も安定して面白そうな予感でしたが、実際その期待通りの出来だった…というよりそれ以上でした。

見た感じでは原作のゲームどおり、各属性の代表である島村卯月と渋谷凜と本田未央の3人をメインに据えたオリジナルストーリーのようですが、原作ではほとんど語られなかった、なぜアイドルをやりたかったのかというところや、普段の生活やレッスンの場面をちゃんと描いていて原作で不足していた箇所を補完していたところが良かったです。それでいてなおかつキャラクターの仕草や動き、表情などを丁寧に表現していたため原作を知っているならなおさら楽しめる作品になっていました。

そしてこの作品の一番の特徴はゲームの主人公でもあるプロデューサーを登場させているところです。前のアイドルマスターのアニメでもありましたが、普通なら荒れる要因になりかねない男性キャラをあえて登場させ、しかも強烈な個性を与えることは一つ間違ったら作品が破綻しかねないのに、あえて登場させるこの精神は見事です。しかもこの全く笑わなくて目つきも悪く口数も少ないという個性が逆にネタにもなり作品をさらに盛り上げているところは感服しました。無難な作品を作ろうとしたら絶対にできない表現と思われます。

作中の看板やオーロラビジョンにも、原作を知っている人なら分かるキャラクターをさりげなく登場させている演出や、765プロにジュピターなど歴代キャラも出していたりとノウハウを活用しているところに加え、これから始まるシンデレラオーディションでどのキャラが登場してくるのか、そしてどうまとめるのかなど気になる箇所も多く十分に期待出来そうでした。

作画は良好です。アニメスタッフは変わっていないようなので安定していたし、アイドルアニメにおける作画の重要性は十分承知していると思われるので崩れることは無いと思われます。しまむらさんの笑顔のシーンの気合いの入れようが良く分かっていらっしゃるようでした。BGMも良く、主題歌に加えしまむらさんがアイドルになりたい理由を語るシーンで流れたBGMが印象的でした。

総評

1話の全体的な感想としては…素晴らしい!原作のキャラクターの魅力を十分に発揮しつつも、街中に分かる人には分かる場面をちりばめつつ、原作ではあまり詳しく語られなかったアイドルとしてデビューした理由を補完していたためアニメとしては理想的な展開でした。何より原作では全く登場しないプロデューサーを、あそこまで個性を強くして登場させる意外性も見事です。

1話の個人的評価としては、前作アイドルマスターのスタッフが制作している安定感の高さに加え、これからの展開にも十分期待できそうだったため永久保存版のAランクです。



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