ケガレの起源と銅鐸の意味 岩戸神話の読み方と被差別民の起源 餅なし正月の意味と起源

ケガレの起源は射日・招日神話由来の余った危険な太陽であり、それを象徴するのが銅鐸です。銅鐸はアマテラスに置換わりました。

9ヶ月間 アマツバメは飛びつづける

2005年08月21日 20時40分39秒 | 数コラム
数コラム 2001年1月29日

9ヶ月間
アマツバメは飛びつづける。
 アマツバメは飛びつづける。宿命的に飛びつづける。「アマツバメ類は(略)秋にヨーロッパ北部を出発して9ヶ月後にヨーロッパ北部の営巣地にもどってくるまで、飛びつづけていると思われる」(『ニュートン-世界の渡り鳥アトラス』による)。ほんとにそんなことができるのだろうか。あらためて図鑑や本をいくつかひらいてみた。そうすると採餌はもとより、飲水、水浴、排泄、睡眠、交尾、巣材集めまで、飛びながらするという。飛んで疲れないのなら、もう下りてまでする用事は何もない。いや、卵を生み、ヒナを育てることだけはムリだった。それ以外はほとんど全生涯飛んでいるというのだ。
 そのかわり、下りられる場所は限られていて、断崖などの垂直面のところに止まらないと飛びたてないらしい。こうまで特殊化して、大空を生活の場に選んだ結果、もはや、下りる自由さえ自ら断ってしまったというほど大空に依存している。
 アマツバメのために推察すれば、飛びつづけることが何代にもわたって繰返された日常なら、それは過酷であろうはずがない。それにしても、飛んでいることが安定した日常だとは。

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