数コラム 2001年1月29日
9ヶ月間
アマツバメは飛びつづける。
アマツバメは飛びつづける。宿命的に飛びつづける。「アマツバメ類は(略)秋にヨーロッパ北部を出発して9ヶ月後にヨーロッパ北部の営巣地にもどってくるまで、飛びつづけていると思われる」(『ニュートン-世界の渡り鳥アトラス』による)。ほんとにそんなことができるのだろうか。あらためて図鑑や本をいくつかひらいてみた。そうすると採餌はもとより、飲水、水浴、排泄、睡眠、交尾、巣材集めまで、飛びながらするという。飛んで疲れないのなら、もう下りてまでする用事は何もない。いや、卵を生み、ヒナを育てることだけはムリだった。それ以外はほとんど全生涯飛んでいるというのだ。
そのかわり、下りられる場所は限られていて、断崖などの垂直面のところに止まらないと飛びたてないらしい。こうまで特殊化して、大空を生活の場に選んだ結果、もはや、下りる自由さえ自ら断ってしまったというほど大空に依存している。
アマツバメのために推察すれば、飛びつづけることが何代にもわたって繰返された日常なら、それは過酷であろうはずがない。それにしても、飛んでいることが安定した日常だとは。
9ヶ月間
アマツバメは飛びつづける。
アマツバメは飛びつづける。宿命的に飛びつづける。「アマツバメ類は(略)秋にヨーロッパ北部を出発して9ヶ月後にヨーロッパ北部の営巣地にもどってくるまで、飛びつづけていると思われる」(『ニュートン-世界の渡り鳥アトラス』による)。ほんとにそんなことができるのだろうか。あらためて図鑑や本をいくつかひらいてみた。そうすると採餌はもとより、飲水、水浴、排泄、睡眠、交尾、巣材集めまで、飛びながらするという。飛んで疲れないのなら、もう下りてまでする用事は何もない。いや、卵を生み、ヒナを育てることだけはムリだった。それ以外はほとんど全生涯飛んでいるというのだ。
そのかわり、下りられる場所は限られていて、断崖などの垂直面のところに止まらないと飛びたてないらしい。こうまで特殊化して、大空を生活の場に選んだ結果、もはや、下りる自由さえ自ら断ってしまったというほど大空に依存している。
アマツバメのために推察すれば、飛びつづけることが何代にもわたって繰返された日常なら、それは過酷であろうはずがない。それにしても、飛んでいることが安定した日常だとは。
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