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高仁理美容商事の非公式(?)ブログ

医薬部外品?

2016年08月09日 | 営業日記
サロン様から問い合わせをいただきました。
 
『このトニック薬用じゃなくなったの?』
 
 
 (オーレックストニック)
 
見せられたのは“オーレックス ヘアトニック”という商品。
聞くと、この商品を毎回?お買い上げくださる一般のお客様より、
薬用でなくなったので、他の育毛トニック交換して欲しいとの要望があったのだそうです。
薬用でないと効き目が悪そうだと。
 
うーん、今更ですか。
確か一昨年にご説明させていただいたと思うのですが・・・。
 
この商品、実は3年前まで確かに“薬用オーレックス トニック”という商品名でした。
実はその時と内容成分は変わっていないのです。
(パッケージデザインと定価は100円の値下げになっています)
 
簡単に言えば、“医薬部外品”から“化粧品”に“格下”げ?になりました。
じゃっ、内容成分が変わらないのになぜ?でしょうか。
 
ズバリ、薬事法が改定されたからだそうです。
医薬部外品っていうと、それなりの効果効能をうたえるため、
少しキビシイ審査基準があるのは想像に難くないのですが、
今回の件だけは、チト違うそうです。
 
一昨年聞いたところによると、
「製造工程(工場)にもある一定基準の薬剤師(の人数)が必要になったため」なのだそうです。
意外でしょ。
この商品のメーカーのような、割と小規模事業者にとってはあり得る話しです。
社員を増やして、薬用を維持するか、それとも・・・。
きっとこのメーカー様なりの判断だったのでしょう。
 
 
  (オーレックストニックと“薬用”メディクール) 
 
 
 
 
(容器下部には医薬部外品の表記。そして効果効能の表記も。)
 
また、こんな例もあります。
同じやうなスプレー式トニック。
 
 
 
 (かなりの有効成分配合なのに化粧品登録のトニック。効果効能表記はなし。)
 
“エレガンスカルプクラッシュ”。
今年発売された大ヒットトニックです。
パチパチ、シュワーっとする、例の気持ちいい~商品です。
この商品、意外でしょうが、“化粧品”登録となっています。
内容成分をみるとヒアルソン酸やら、コラーゲン、グリチルリチン酸、等々かなりの内容。
頭皮環境に良さそうな成分もかなり。
でも、化粧品。
 
これも、意味があって・・・。
発売元が言うには・・・。
「医薬部外品として出せるほどの内容成分で、自信があるのですが・・・敢えてです。」
だそうです。
理由は、「医薬部外品の認証には時間がかかり、
をれを待っていたのでは発売が来年になってしまいます。
どうしても今年の夏に発売したかったのです。」
 
開発者様、メーカー様、発売元様、それぞれの都合があって、商品が世に出てくるようです。
 

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