ウンつづきのさくら…前（職場）編

夜の診察で、

他院での　胃のレントゲン検査時にのんだ
バリウムがつまって　栓（フタ）になった状態で
便秘に苦しむ患者さんの　
摘便処置があった。

浣腸しても　ダメだったので、
あとは　手でかきだすしかない。

処置にあたったナースの　Mちゃんの指では届かず、
それより短い私の指でも　当然届かない。

またまた　ドクター登場となった。

（前にもあったな　こういう場面。。。）

と　思いながら
介助についた私。


ちょうど１年前の秋ごろ、
バリウム便がつまっての　便秘ではなかったけれど、

便秘と　
尿閉
（→おしっこは作られて　膀胱内にあるんだけど、
　　なんらかの理由で　おしっこが出ない状態）
両方　いっぺんになってしまった患者さんが
来られたことがあった。

記事は　ココ　（嵐をよぶナース・後編）で　どうぞ。。。


さて　今回のかたもおなじく、

出るべきものが出ないというつらさ

早く　なんとかしてあげなくてはならない。

固まって　セメントみたいに、
石のようになった　指先ほどの大きさの便を
いくつもいくつも　掻きだしてゆくドクター。

フタをしている硬いものさえとってしまえば
あとは　自力で排便できるようになり、

楽になった　とぶじ
帰られた患者さん。　　やれやれだ。


カゼで　咳がひどかったり
食事がとれなかったりで
点滴が必要な人も　何人かいて

ＣＴ検査のために
他院に　紹介するべき人がいたり

健診の人も来られたり

今年さいごの来院で　お正月明けのぶんまで
おくすりをもらって帰る人

今年さいごになる血液検査を受ける人

…今日もいろいろあったが　なんとかぶじ終わった
さあ　帰ろう


今日が　おるすばん第一日目となる
わがやのこいぬ・りんちゃんも　待っていることだろう

早足で　帰りの道を急ぐ　さくらだった。


。。。後編（自宅編）に　つづく。。。