燈子の部屋

さまざまなことをシリアスかつコミカルかつエッセイ風に(?)綴る独り言的日記サイトです

胡蝶蘭来る

2010-05-27 19:04:24 | 生物
 三月下旬、行きつけのパブから胡蝶蘭が届いた。
 なんと、結婚記念日のお祝いだった。
 贈ってくれたのは、いつもおいしい料理を作ってくれるMさん。
 思いがけないプレゼントに驚くとともに、とても嬉しくなった。
 それに、婚姻届を出した時にもらったキンモクセイが枯れてしまったところでもあった。
 私に育てられるだろうか?

 花茎に下がっているラベルには「なごり雪」とある。
 その名の通り、日差しを受けてきらきらと輝く雪のような、真珠色の光沢を放つ花弁を持つ。
 唇弁は黄色と紫のツートンカラーで、よく見ると、花弁の先端もほのかに紫色をしている。
 風通しのよい日陰に置き、用土(水ゴケが使われている)が乾いたら、たっぷり水をやればよいそう。
 摂氏十度以上を保つことは、そう難しくないだろう。
 案外、育てやすいかもしれない。

 ところが、一週間もしないうちに、素焼きの鉢の表面に、白いフワフワしたものが発生した。
 これはいったいなんだ?
 まさか、カビか?
 カビなのか?

 園芸に詳しくない夫と話した結果、熱湯消毒を試してみることになった。
 中身をそっくり取り出してビニール袋を履かせると、夫がバケツにお湯を張って鉢を浸けた。
 数日かけて天日で乾かした鉢に中身を戻したが、水ゴケがこんもりとして、元通りに収まってくれない。
 ぐいぐい押し込んで、なんとか見られる感じにした。

 しかし、三日ほどして、またもや白いフワフワしたものが……!
 そこで今度は、鉢の表面に消毒用アルコールジェルを塗ってみた。
 が、これも数日しかもたず、とうとうネットで調べてみた。

 定かではないが、水道水のカルキ成分、あるいは、リゾクトニア属菌のようだ。
 フワフワの程度からすると、金属イオンの結晶化というより、カビっぽい気がする。
 そもそも、ラン科植物の種子は、発芽に必要な栄養分を持っていないそうだ。
 そのため、自然状態では、リゾクトニア属のラン菌と共生することにより、発芽するのだという。
 つまり、どちらにせよ、ほっといてもよかった、というか、むしろそのほうがよかったのか?
 だが、リゾクトニア属菌は、農作物に立ち枯れを引き起こす病害菌だそう。
 ランとの力関係が変われば、厄介なことになるのかもしれない。

 今のところ、蘭ちゃんは元気に咲いている。(名前をつけてみた)
 3株の寄せ植えなので、花が終わったら分けようと思う。(みんな同じでいいか)


3 コメント

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へぇー (とほ)
2010-05-31 04:45:42
とほ家の拾ってきた胡蝶蘭は、フワフワカビは生えていないです。

鉢が素蜂でないからかなー。
水ゴケの下がカビだらけだったりして・・・ゲロゲロー。

名前つけちゃったですかー。株ごとに名前をつけてはいかが?

当然、ラン、スー、ミキちゃんですよね。ヾ(^_^ )ォィォィ
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そうそう (とほ)
2010-05-31 04:49:02
とほ家夫婦の結婚記念日を覚えているのは、
世界中でσ(-_-;)だけであることが、先日判明しました。 (o_ _)o バタリ
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Re:へぇー&そうそう (燈子)
2010-06-01 09:16:40
 とほさん家の胡蝶蘭は元気ですか?

 >鉢が素蜂でないからかなー。

 たぶん、そうなんでしょうね。
 カルキ成分が浸み出すのは素焼き鉢の特性だそうで。
 ちなみに、水ゴケには素焼き鉢がいいそうです。

 >当然、ラン、スー、ミキちゃんですよね。ヾ(^_^ )ォィォィ

 やっぱり?!
 実は私も同じこと考えました(笑)
 ただ、別々に命名しても、区別できる自信が……(o_ _)o バタリ

 >世界中でσ(-_-;)だけ

 だ、大丈夫ですよ!
 うちの夫も日付を間違えて覚えてたりしてますから (o_ _)o バタリ

 
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