廃校と廃集落の風景

和歌山県、三重県を中心とした廃校のある廃村落を旅しています。

花坂小学校湯川分校

2016-12-13 15:35:02 | 廃校


花坂小学校湯川分校(1989年休校)
本校の花坂小学校は、高野町花坂地区にあり、
職員数: 6 名(平成28年4月1日現在)
校長1名 教諭2名 非常勤講師1名
養護教員1名 事務担当職員1名
児童数: 7 名(平成28年4月1日現在)
1年生2名 2年生0名 3年生0名
4年生0名 5年生2名 6年生3名
学級数は、1年生と5・6年生の2学級という複式学級の小規模校です。
花坂小学校湯川分校は、そこからさらに山奥に入った湯川集落にあります。
ここにたどり着くには、細くクネクネ曲がりくねった林道を奥へ分け入って
行かねばなりません。
校舎の付近に人家がありませんが、少し離れた所に現役の民家がありました。




遊具はブランコだけでした。


この教室には教具が沢山残っていました。荒らされた形跡はなく窓ガラスも割れていませんでした。
ただ、廊下は朽ち始めていて穴が空いていました。


子どもたちが作った凧です。


ピアノの上に、なぜか小さなゴム製の人体模型が


さわるとプニョプニョでしたよ。
ちなみにピアノは弾けました。


この教室は、理科室でもあったようで、実験器具の入ったロッカーがありました。
フラッシュ撮影しているので室内が明るく写っていますが、実際は薄暗く、
適当にシャッターを押していました。
自宅に戻って、写真をよく見てみると、ロッカーの下の段に‥


朽ち果てた人体模型が横たわっているではありませんか。気がつかなくて良かったです。
妙にリアルです。


また、図書室でのあったようで沢山の本が残っていました。


この部屋は職員室だったようです。


ここでお茶を沸かしていたのでしょう。


奥にテレビと古いステレオがありました。


昭和62年(1987年)の新聞がありました。休校になる2年前の新聞です。



一通りの撮影を終え分校を後にしました。
花坂小学校湯川分校は内部の状態も良く、楽しかったです。
しかし、夕方訪れたので教室内がよく見えず、残留物を沢山見逃してしまいました。
明るいときに、もう一度訪れたいですが、如何せん、遠すぎます。
帰りに高野山でごま豆腐を買い、野迫川村で温泉に入ろうと思ったのですが、疲れと寒さで、
それどころではなく家にたどり着くのがやっとでした。