今日、大きな箱が届きました。中身を取り出し中のスティーヴン。
中から出てきたのはアーチトップ・ギタ-。
製作者は、、、
イーストマン。
このギターはイーストマンのオーナー、チンさんから送られてきたもの。スティーヴンの意見やアイディア、感想等を聞かせて欲しい、という理由。このメーカーのここ最近の成長振りはスゴイと思う。数年前、チンさん達がイーストマン・アーチトップ・ギタ-を作り始めた頃、僕も実際にそのギタ-を手にとって見る機会がありました。その時は、失礼だとは思いましたが、全く興味がありませんでしたし、楽器としてお粗末なモノと感じました。
昨年、ニューヨークのギタ-ショーでチンさんにお会いして、「ちょっとギタ-見てくれる?」と言われて彼のブースに展示してあったギタ-を見てひっくり返りました。作り込みの精度が格段に良くなっており、きちんと「アーチトップ・ギタ-」を「アコースティック楽器」として扱っているのが伝わってきました。
意外かと思われますが、中国にはヴァイオリン製作の歴史があります。それがこのイーストマンにもとても良く生かされていると感じます。彼らは勤勉だし、ホントによく働く。チンさんのビジネス・スタイルもアメリカ人(ユダヤ)のそれとかなり違うのもとても興味深いです。
そして、じっくりとスティーヴンと二人でチェック。スティーヴンの眼は信じられないくらい良いので、みた瞬間にデザイン、サウンドホールの極わずかな左右のバランスの違いやナット幅、弦高、材の重さと楽器全体としてのバランス等、すべて見透かされてしまいます。削りだしたアーチの形も、チェロのそれにルーツを求めているのがみて分かるし、「マルキオーネ」を意識していると思う。彼らの作るギタ-って、毎回、見る度に進歩していて驚かされます。
実際に弾いてみましたが、弦高も良いし、きちんとアコースティックな音がします。L5系のあの音も大好きですが、これはそれとは別のジャンルだと思います。僕はかなり好き。このギタ-の音をマイクで拾って録るとかなり良い音がすると思う。個人的な好みは、削りだす時にもう少し、ホンノ少しだけ低音を抑えるように製作するとアンプを通した時にイイ感じになると思います。
最後にこのギタ-の値段を聞いて、ひっくり返りました。この値段じゃ僕らが使う材すら買えないのに、彼らはギタ-を完成させてしまう。チンさん、恐るべし。
中から出てきたのはアーチトップ・ギタ-。
製作者は、、、
このギターはイーストマンのオーナー、チンさんから送られてきたもの。スティーヴンの意見やアイディア、感想等を聞かせて欲しい、という理由。このメーカーのここ最近の成長振りはスゴイと思う。数年前、チンさん達がイーストマン・アーチトップ・ギタ-を作り始めた頃、僕も実際にそのギタ-を手にとって見る機会がありました。その時は、失礼だとは思いましたが、全く興味がありませんでしたし、楽器としてお粗末なモノと感じました。
昨年、ニューヨークのギタ-ショーでチンさんにお会いして、「ちょっとギタ-見てくれる?」と言われて彼のブースに展示してあったギタ-を見てひっくり返りました。作り込みの精度が格段に良くなっており、きちんと「アーチトップ・ギタ-」を「アコースティック楽器」として扱っているのが伝わってきました。
意外かと思われますが、中国にはヴァイオリン製作の歴史があります。それがこのイーストマンにもとても良く生かされていると感じます。彼らは勤勉だし、ホントによく働く。チンさんのビジネス・スタイルもアメリカ人(ユダヤ)のそれとかなり違うのもとても興味深いです。
そして、じっくりとスティーヴンと二人でチェック。スティーヴンの眼は信じられないくらい良いので、みた瞬間にデザイン、サウンドホールの極わずかな左右のバランスの違いやナット幅、弦高、材の重さと楽器全体としてのバランス等、すべて見透かされてしまいます。削りだしたアーチの形も、チェロのそれにルーツを求めているのがみて分かるし、「マルキオーネ」を意識していると思う。彼らの作るギタ-って、毎回、見る度に進歩していて驚かされます。
実際に弾いてみましたが、弦高も良いし、きちんとアコースティックな音がします。L5系のあの音も大好きですが、これはそれとは別のジャンルだと思います。僕はかなり好き。このギタ-の音をマイクで拾って録るとかなり良い音がすると思う。個人的な好みは、削りだす時にもう少し、ホンノ少しだけ低音を抑えるように製作するとアンプを通した時にイイ感じになると思います。
最後にこのギタ-の値段を聞いて、ひっくり返りました。この値段じゃ僕らが使う材すら買えないのに、彼らはギタ-を完成させてしまう。チンさん、恐るべし。
単坂としては、恐らく世界一安価に
ギターを造れるメーカーが、
マルキオーネ氏へのアプローチとは!
そこに横たわる「志」、または心意気
のようなもの。感じ入りました。
これからジャズギターを始める
人の事が、何だか羨ましいです。
ところで、MarchioneのLinkにEastmanありましたよね?なにか繋がりでもあるのかな?
ホントですよね。もうすぐだと思いますよ、彼ら独自のギタ-を作るようになるまで。
毎度、ヒロさん。
僕は色々な選択肢がマーケットにあるのはとてもいい事だと思っています。そこから先は受け手が自ら判断して選んで行けば良いと思います。
僕やヒロさんが「マルキオーネ」を選択したように、「イーストマン」を選択するヒトもいて当然です。選択の違いはあれ、僕らと彼らの持っているその楽器に対する愛情の度合は全く一緒だと思っています。ギタリストは結局、ギタ-が好きでしょうがないヒト、というのは年令、ギタ-暦、性別、人種、国籍を越えて共通ですよね(笑)。
みんなでワイワイ意見しあえる話題や場所がもっともっと増えたらいいな、と思います。ただでさえ話題の少ない「ジャズ・ギタ-界」ですから。もっともっと新しい「血」が入ってきやすい環境にしていかないと、失礼な話、クラシック・ギタ-界のようになってしまうと思う。
そういう意味で彼らの作るギタ-やビジネス・コンセプトは、良い所に目を付けたと思います。
できましたら、イーストマンさんで試作してもらいたいとおもっています。
イーストマンが興味持ってくれるといいですね。頑張って下さい。
すみません。分からないです。