高橋しんじの学blog

もっと住みよいシナガワへ

先生、ありがとうございました

2011-04-05 05:18:29 | Weblog

 3月28日、大学時代のゼミの先生が急逝されました。

 3月29日、ゼミの後輩のメールを思わず読み返しました。

 2月にとってもお元気に最終講義をされたばかり。

 定年後は、ゆっくり研究活動をされる予定と

 お聞きしていました。

 

 先生は、大学を卒業後も私たち卒業生に

 学問のこと、人生、などなど、

 気軽に相談にのってくださいました。

 いつ大学の研究室を伺っても

 嫌な顔もせずにお話をしてくださいました。

 研究室の引越しもお手伝いさせていただきました。

 私は、高校の教員でしたが、

 先生のようになりたいと思い続けて

 卒業生に接してきました。

 先生は、

 4年前、長く続けた教員を辞めて

 「区議会議員に立候補したいんですが・・・」

 とご相談した時も

 「基礎自治体(市区町村)は、もっとも身近なことを行う自治体だよ。

 そこの議員は、区民(市民)にとって最も大切なことを考えることになる。

 素晴しい仕事だよ。ぜひ、やらなきゃ!」

 といって励ましてくださいました。

 そして、

 当選した時、本当に喜んでくださいました。

 あの笑顔は、忘れることができません。

 在職中、ずっと選挙ポスターを研究室に貼っていてくださいました。

 この前、2月にお邪魔した時にも貼ってありました。

 ゼミの方にも「あっ、あのポスターの人ね♪」とよくいわれました。

 

 ある駅で、毎週、区政報告を受け取ってく下ださる方に

 ゼミの後輩がいます(偶然出会いました)。

 その方が昨日の朝、

「先生、亡くなってしまいましたね。

世の中にとって必要な、素晴しい方は、なぜ早く亡くなるのでしょうか。」

 と話しかけてくれました。

私は、「まだ、気持ちの整理がつきません。」とやっと応えました。

二人の間には、しばらく沈黙の時間が過ぎました。

朝の慌しい時でしたが、とても長い時間に感じられました。

おそらくわずか数秒だっと思いますが・・・。

その方は、「頑張りましょう」(と言ったように聞こえました)

いって改札へ向かって行きました。

先生の顔が浮かんできました。

 

早稲田大学教授 寄本勝美(よりもと かつみ)先生!

安らかにお眠り下さい。

お疲れ様でした。

先生、

先生とは、誕生日が同じでしたね。

頑張りますので

遠くから見守ってください。

 

今から駅で新聞を配ってきます!