カワウソのひとり言

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「彼らが本気で編むときは」を鑑賞しました

2017年03月06日 | 映画

「彼らが本気で編むときは」の映画鑑賞しました。
上映前にNHKの朝のニュースの中で、主演の生田斗真さんが「今回トランスジェンダーの女性を演じるに当たって」に
ついてインタビューを受けていたのを見て、観てみようと思い鑑賞しました。
                   

物語は、優しさに満ちたトランスジェンダー(LGBT)の彼女とその彼女の心の美しさに惹かれ、全てを受け入れる彼。
その彼の姉の子(姪っ子のトモ)が見捨てられてカップルの所へやってる。
桜の季節に出会った3人が、それぞれの幸せを見つけるまでの60日を描いた作品。
彼女(リンコ)を演じる生田斗真さんは介護士として老人ホームで働き、彼(マキオ)を演じる桐谷健太さんの認知症の
母の担当介護士であった。
献身的に母を介護して、丁寧に背中をタオルで拭く姿にひと目惚れをして一緒に暮らすようになり、
そこでトランスジェンダーということが判明する。
しかしもうその頃には、男とか女とか関係なくなり1人の人間を愛することにはかわりはなくなる。
人を大切い思う気持ちは、異性同士と思いがちですが、同性同士だろうと、男とトランスジェンダーの相手だろうと
男装女子と女装男子だろうと関係ないって事なのでしょう。
1人の人間としてパートナーを思いやる綺麗な心を持っていれば、それでいいみたいです。

カワウソはこの映画のタイトルがどんな意味を持つのか?気になっていました。
映画を見て解りました。
リンコは悔しい事がある度、編み物をして心を落ち着かせていました。
それはやがてリンコ自身の股間の物を煩悩として編むようになり、その煩悩編みをマキオとトモも参加するようになっていきます。
時の経過とともにリンコの為に3人が本気で108個編み終わらせることにより、燃やして戸籍も女に変更して完全なる女性になり
マキオと幸せになりたいという目的があったことに最後まで見て意味が理解できました。

現在オランダ・イギリス・フランスでは同性カップルの結婚も認められています。
日本ではまだ同性同士婚は認められてないものの、レズ同士のカップル証明書を発行する条例案を3月末にも議会で可決成立する
見通しとなりました。
今回この映画のように、男性とトランスジェンダーのカップルの結婚も話題になっているようです。
冒頭の方でも記しましたように、日本でもNHKでさえ話題にするくらいになってきているってことは、
それだけ精神的に苦しんでいる人が沢山居ることが解ります。
カワウソには理解しがたい事ですが、そういう人達が精神的に苦しまずに生活できる世の中になればと思います。



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