『あしたはうんと遠くへいこう 』 著：角田光代

だれかに
　褒められたい。認められたい。好かれたい。
だれかの
　役に立ちたい。

そんな誰にでもある欲求を持つ不器用な一人の女性が主人公の話。

ただ努力をしている間にも時間が流れ、
お互いの感情や二人の間に流れている空気が変化していく。
心変わりをしたのだろうか、急にさめてしまい、また流れていく。

文中で心に残ったこと。
「時事問題や社会問題を議論することは、
　もしかしたらお互いの変化をあまり望まないからではなかろうか。
　ふたりの関係や自分の実状を本心で語ると、壊れてしまいそうだから。
　でも、ぶつかることを恐れていては何も変わらない。
　変わっていく先にあるものは、破滅か？幸福か？」

こう思って書いている事も、既に過去のことで変化しているかも。

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話しの中に作者の青春時代に流行っていた洋楽が何曲かでてきました。
僕に知識とセンスがあれば、もう少しイメージできて楽しめたかな。