人生はガッツとファイト ・・・「のど自慢」

これは室井さんの方じゃなく大友康平にやられました

この頃までは室井滋って役者さんはあまり好きじゃなかったし「のど自慢２」（室井さんが主役）は最悪だったし・・・

で、この「のど自慢」は私が今まで見た映画では一番号泣につぐ号泣をした映画です。もう映画館で中盤からず～っと泣いてましたもん。そんなつもりで見に行った映画じゃなかったのに

とにかく大友康平がめちゃめちゃイイんです、庶民です、どんくさいんです、張り切るけど空回りばっかりです、焼き鳥がうまく作れないんです、でも娘達と嫁と姑がお父さんのこと大好きで・・・そんでもってあの声で歌われるんですもん、尾崎紀世彦の「また逢う日まで」を・・・井筒監督めちゃくちゃ上手い伏線と演出です、ズルイズルイ！！

あ、でもハウンド・ドッグは好きじゃありませんのよ

「人生はガッツとファイトだぜ！」どんくさいのにめちゃくちゃハマル名ゼリフです。

それと平行して売れない演歌歌手の室井さんとマネージャー尾藤いさおの侘びれた苦労旅、寡黙に陰ながら応援する床屋のお父さん（キャプテンウルトラやプレイガールのあの方ですよーん）

女子高生のくだりはあまり覚えていません

この３本線が平行して「のど自慢」会場までゆっくりゆっくり進んでいきまして、もろ日本土着民の昭和生まれの私の涙腺にボディーブローききまくり過ぎで涙、涙・・・

そんでもって「のど自慢」ライヴ、これはもー効きまくりへろへろボディーの上の顔面に連打です、出場者全員の「唄」がめちゃめちや良過ぎるんですもん、「人生」つまんないたいしたこたー何も無い市井の人生、大友康平の「また逢う日まで」・・・ノックアウト

倒れて１０カウント取られて起き上がれないのに締めは「上を向いて歩こう」ですよ、もう失神しかけましたもん

あー自分は典型的な日本人に間違いありません、もっとも井筒マジックにまんまとハマってしまう典型的な日本人

「ガキ帝国」「岸和田少年愚連隊」もぐちゃぐちゃに良かったんですが、この「のど自慢」は恥ずかしいけんど別物です

もう１回ゆーときますけど「のど自慢２」は最悪です、井筒さん調子乗って失敗しました。ハワイに行かず日本でもう一回勝負して欲しかったですね